「ハウス・ジャック・ビルト」を観た。 「奇跡の海」「ドッグヴィル」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「ニンフォマニアック」とタイトルを並べるだけで、あまりの個性的な作風に頭痛がしてくる、デンマーク生まれの鬼才ラース・フォン・トリアー監督。そのラ…
「スノー・ロワイヤル」を観た。 リーアム・ニーソン主演最新作。ノルウェー映画「ファイティング・ダディ怒りの除雪車」を、ハリウッド作としてハンス・ペテル・モランド監督自らがリメイクした作品。共演はケネス・ブラナー監督の「オリエント急行殺人事件…
「アメリカン・アニマルズ」を観た。 これは非常に面白いコンセプトの作品が作られたなぁという第一印象だ。この映画は実話をベースに作られているが、いわゆる映画的なフィクションが混じる「実話に基づいたストーリー」ではなく、実際に事件を起こし刑務所…
「シャザム!」を観た。 今、劇場は「アベンジャーズ/エンドゲーム」で大賑わいである。上映時間は3時間以上、11年間のMCUを締め括るフィナーレ作品ということで、全部盛りの大盤振る舞いな映画だった為、観終わったあとは放心状態であった。感想は「もうお…
「ザ・バニシング-消失-」を観た。 1988年に世界公開されたオランダ・フランス合作映画で日本では劇場未公開だったが、2019年にやっと製作から30年を経て公開となったサイコ・サスペンス。あのスタンリー・キューブリックが3回鑑賞して、「今まで見た中で一…
「マローボーン家の掟」を観た。 2018年の大ヒット作「ジュラシック・ワールド 炎の王国」でメガホンをとったJ・A・バヨナ監督が製作総指揮を務め、過去のJ・A・バヨナ作品で脚本を手がけていたセルヒオ・G・サンチェスが初メガホンを取った、サスペンスホラ…
「ハロウィン」を観た。 スラッシャーホラーの名作、ジョン・カーペンター監督による1978年「ハロウィン」の続編が公開となった。ハロウィンシリーズはロブ・ゾンビ版のリメイクも含めて10作が作られているが、本作は殺人鬼マイケル・マイヤーズと、当時20歳…
「バイス」を観た。 アメリカにおけるサブプライムローン問題を赤裸々に描いた、2016年「マネー・ショート 華麗なる大逆転」を監督したアダム・マッケイの最新作。クリスチャン・ベールが体重を20キロ増量し髪の毛を剃るまでして、33歳上の実在の政治家ディ…
「ザ・プレイス 運命の交差点」を観た。 2016年に公開されたイタリア映画「おとなの事情」を監督した、パオロ・ジェノヴェーゼの新作である。「おとなの事情」はイタリアの権威ある映画賞を獲得し、高い評価を得た作品だった。夫婦3組と男性1人の計男女7人が…
「ブラック・クランズマン」を観た。 第91回アカデミー賞にて作品賞や監督賞など全6部門にノミネートされ、脚色賞を受賞したスパイク・リー監督の実話ベースの新作である。カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリも獲得している。主人公のロン・ストールワー…
「キャプテン・マーベル」を観た。 マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズの第21作目。これで4月にいよいよ公開となる「アベンジャーズ/エンドゲーム」の登場キャラが全て出揃った訳である。正直MCUやらDCコミックスが乱立していてアメコミ…
「運び屋」を観た。 巨匠クリント・イーストウッドの最新作。前作「15時17分、パリ行き」から一年足らずでの新作なので、相変わらずのハイペースぶりである。イーストウッド自身も主演しての監督作では、2008年「グラン・トリノ」以来なので約10年ぶりらしい…
「スパイダーマン:スパイダーバース」を観た。 第91回アカデミー賞長編アニメーション賞と第76回ゴールデン・グローブ賞アニメーション作品賞を受賞した、スパイダーマンシリーズ初の長編アニメーション。実写も含めて、シリーズ史上最高傑作との声が上がる…
「シンプル・フェイバー」を観た。 「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」「SPY/スパイ」などで有名になり、近作だと2016年の「ゴーストバスターズ」の女性版リブートが記憶に新しい、ポール・フェイグ監督の最新作である。主演は「ピッチ・パー…
「ビール・ストリートの恋人たち」を観た。 第89回アカデミー賞で作品賞を受賞した、バリー・ジェンキンス監督による待望の新作が公開となった。第91回アカデミー賞でも脚色賞・助演女優賞・作曲賞の3部門にノミネートされ、レジーナ・キングが助演女優賞に…