「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」を観た。 19歳で「マイ・マザー」(2009)で監督デビューし、「Mommy/マミー」「わたしはロランス」「たかが世界の終わり」などがカンヌ国際映画祭でも評価された、若き天才映画監督グザヴィエ・ドラン初の英語作品で監督…
「レ・ミゼラブル」を観た。 2019年の第72回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞し、92回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートもされたフランス映画だ。タイトルの通り、ビクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」と同じ舞台である、パリ郊外のモンフェル…
「2分の1の魔法」を観た。 新型コロナウィルスの影響が映画業界にも広がり、子供向け作品を中心に公開延期の作品が増えてきている。本作「2分の1の魔法」もピクサー・アニメーション・スタジオ制作、ディズニー配給で当初3月13日公開だったが延期となってし…
「ジュディ 虹の彼方に」を観た。 第92回アカデミー賞をはじめゴールデングローブ賞でも、レニー・ゼルウィガーが主演女優賞を受賞した伝記ドラマ。「オズの魔法使」で知られるハリウッド黄金期のミュージカル女優ジュディ・ガーランドが、47歳の若さで急逝…
「黒い司法 0%からの奇跡」を観た。 冤罪の死刑囚たちのために奮闘する弁護士で、基本的人権の保障に取り組む非営利団体を運営するブライアン・スティーブンソンの実話を、映画化した作品。原作はブライアン著の「黒い司法 黒人死刑大国アメリカの冤罪と戦う…
「スキャンダル」を観た。 本作は2016年にアメリカのケーブル局で視聴率No.1のFOXニュース内で実際に起こった、CEOによる女性キャスターへのセクハラ事件を描いた作品だ。そう聞いて、2017年にハリウッドで起こった「#Metoo」ムーブメントを思い出す方も多い…
「ミッドサマー」を観た。 長編デビュー作「ヘレディタリー 継承」がいまだに高い評価を集めている、ホラー映画界の気鋭アリ・アスター監督の第2作目。前作の完成度から本作を期待している人も多く、かなり注目の高い作品だと言えるだろう。製作は「ムーンラ…
「屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ」を観た。 1970年代にドイツに実在した殺人鬼フリッツ・ホンカの凶行を描いた実録サスペンス。メガホンを取るのは、第75回ゴールデングローブ賞の外国語映画賞を受賞した「女は二度決断する」のファティ・アキン。ちなみに…
「1917 命をかけた伝令」を観た。 007シリーズの「スカイフォール」&「スペクター」や、99年にアカデミー作品賞も受賞した「アメリカン・ビューティー」などで知られる、名匠サム・メンデス監督が、「ブレードランナー2049」の撮影監督である名手ロジャー・…
「バッドボーイズ フォーライフ」を観た。 ウィル・スミス&マーティン・ローレンス主演による大ヒットアクション映画「バッドボーイズ」の17年ぶりの新作となるシリーズ第3弾。なんと一作目は1995年公開だったので、25年前である。マイケル・ベイのデビュー…
「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」を観た。 「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」で賛否両論を巻き起こしたライアン・ジョンソン監督が、次に選んだ題材はなんとミステリーだ。アガサ・クリスティーに捧げて執筆したという、ライアン監督のオリジ…
「ジョジョ・ラビット」を観た。 「マイティ・ソー バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティ監督による、第44回トロント国際映画祭で最高賞である観客賞を受賞し、第92回アカデミー作品賞にもノミネートされているヒューマンコメディ。製作は「シェイプ・オ…
「リチャード・ジュエル」を観た。 アメリカ映画界を代表する巨匠クリント・イーストウッドが、制作40作目に選んだ題材は1996年のアトランタ爆破テロ事件の真実を描いたヒューマンドラマだ。現在イーストウッドは89歳という事で、前作「運び屋」からのインタ…
「フォードvsフェラーリ」を観た。 「3時10分、決断のとき」のジェームズ・マンゴールド監督が放つ、1966年のル・マン24時間レースをめぐる実話を映画化した伝記ドラマ作品。主演はマット・デイモンとクリスチャン・ベイルという贅沢なキャスティングである…
「パラサイト 半地下の家族」を観た。 第72回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した、韓国映画界の鬼才ポン・ジュノ監督の新作。劇場公開作品としては「スノーピアサー」以降約5年ぶりの新作となる。今回は新年一発目、先行上映を鑑賞してきた。とにかく…