映画を観て音楽を聴いて、感想を書くブログ

会社員バンドマンが綴る、映画と音楽のブログです。過去の名作から、新作まで綴っていこうと思います。音楽についても書くかもしれません。

ショバリーダー・ワン『Elektrac』を聴いた

ショバリーダー・ワン『Elektrac』を聴いた。

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アーティスト:ショバリーダー・ワン

リリース年:2017年

 

超技巧派ベーシストのスクエアプッシャー率いる4ピースの覆面バンド、「ショバリーダー・ワン」のデビューアルバムを聴いた。基本的にはスクエアプッシャーの曲をバンドアレンジで再構築するというアルバムで、ライブ音源だがとてもそうは思えない演奏が聴ける。先日、来日ツアーをしていたが、東京はチケット完売。だが8月のソニックマニアで再来日するらしく、ちょっと心が揺れている。

 

感想

ジャンルレスな音楽だ。敢えていえば「ジャズ・ロック・エレクトロニカ」だろうか。インストなので歌は無いが、メチャクチャ興奮するリズム隊だ。ドラムは変拍子の嵐で手数が多い。ベースはスラップなのに、メロディックな位にリフを奏でたかと思えば、リズムを支配してバンドを引っ張る。ギターやキーボードは「コード感」を与えるウワモノの要素が強くそれほど主張して来ないので、これは全体を通してベースとドラムの絡みを中心に聴く音楽と言えるだろう。とはいえ、ゴリゴリのリズム隊にテンションコードのパッド音色と、ワウギターが重なった時の気持ち良さは尋常ではない。

 

オススメはM2「Coopers World」、M5「Squarepusher Theme」、M9「Delta-V」あたりだろうか。いわゆる「オシャレな音楽」とは言えないが、ロバート・グラスパーやカマシ・ワシントンの奏でる現代的なジャズとも違う、もっとロック寄りのゴリっとした耳障りと、エレクトロとジャズの融合した新しいサウンドになっている。スクエアプッシャーのファンにはもちろんだが、広く音楽ファンに是非聴いて欲しい一枚だ。