映画を観て音楽を聴いて、感想を書くブログ

会社員バンドマンが綴る、映画と音楽のブログです。過去の名作から、新作まで綴っていこうと思います。音楽についても書くかもしれません。

サンダーキャット『Drunk』を聴いた

サンダーキャット『Drunk』を聴いた。

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アーティスト:サンダーキャット

リリース年:2017年

 

最近、仕事の都合で出張が多く、移動中は音楽を聴きまくっている。ゴリラズカサビアン、フェニックス、フォスター・ザ・ピープルと良質の作品が沢山リリースされており、とても幸せだがまた素晴らしいアルバムに出会えた。サンダーキャットの『Drunk』である。インパクトのあり過ぎるジャケットから、なんとなくハードでラウドな音を想像してしまうかもしれないが、この作品はジャジーでエレクトロ、そして何より非常にポップなアルバムだ。各音楽系メディアでは、既に大絶賛の作品だが、改めて感想を書きたい。

 

感想

フライング・ロータスの一派で、ケンドリック・ラマーのアルバムでベースを弾き、ファレル・ウィリアムスウィズ・カリファ、カマシ・ワシントンをフィーチャリングしているアーティストと聞いてピンと来る人なら、このアルバムは買いだろう。

 

超絶的なベーステクを聴かせる曲があるかと思えば、まるでブライアン・ウィルソンのようなコーラスワークと甘いコード進行で聴かせる曲もある。アルバムを通して、スティーリー・ダンの様な複雑なサウンドでありながら基本的にはメロウでアーバンな為、とても聴きやすいし心地よい。全23曲で52分というアルバム構成からもわかるように、大仰な曲構成というよりは短い楽曲が次々とかかり、まるでそれらが万華鏡の様にころころと違った表情を見せる。

 

70~80年代のAORやブルーアイドソウルの色合いと前衛的なJAZZのテクニカル志向、ドゥービー・ブラザーズマイケル・マクドナルドが参加している事からも解るように、フュージョン的なテイストも織り交ぜながら、ソウル/ブラックミュージックへのリスペクトも忘れていないという、素晴らしいアルバムになっている今作。ジャケットで食わず嫌いせず、ぜひ聴いてみて頂きたい。『Drunk』はサンダーキャットの3枚目なので、過去作も遡ってぜひ聴いてみたい。