毎年恒例の年間映画ランキングを発表!2019年は鑑賞した作品が例年より少なかった。だだ、それでも上位の作品は忘れがたいものもあり、今年もバラエティに富んだラインナップになったと思う。今回も2019年に映画館で観た新作だけに絞って、年間ベスト20を発表。ちなみに今年の20位にギリギリでランクインしなかった次点作品は「アメリカン・アニマルズ」。今回は20位から11位まで!
20位 盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲
踊らないインド映画だが、ツイストの効いた先の読めない展開で、興味を持続させる構成力は素晴らしい。インド産サスペンススリラーの快作。ヒールの悪女が怖すぎる。
19位 ドクター・スリープ
あの名作「シャイニング」の40年ぶり続編。高過ぎるハードルを越えて、手堅くもしっかりと挑戦的な作品にも仕上がっていたと思う。レベッカ・ファーガソンが最高。
18位 CLIMAX クライマックス
ギャスパー・ノエ監督の作品でしか味わえない鑑賞感は強く評価したい。モダンダンスとのコンビネーションも美しく、恐ろしくもアートな作品。これぞ唯一無二。
17位 THE GUILTY ギルティ
ワンシチュエーション&リアルタイム、しかも「音と声」だけで、これほど面白いとは。新しい映画のコンセプトを生み出した作品として、今年を代表する一作。
16位 ハウス・ジャック・ビルド
一般受けは絶対にしないが、あるシーンのせいで、生涯忘れられない作品となったラース・フォン・トリアー監督の超問題作。しばらくは観直したくない。
15位 工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男
韓国産傑作スパイ映画。心理戦と人間ドラマを中心に、非常に丁寧に作られた作品。こういう作品が、もっと増えると映画を観る楽しみが増すと思う。
14位 ブラック・クランズマン
アカデミー脚色賞を受賞したスパイク・リー監督の実話ベースの新作。エンタメ作品としても面白く鑑賞出来るのだが、この映画のメッセージはとてつもなく重くて深い。
13位 トイ・ストーリー4
大ヒットシリーズの9年ぶり新作。賛否両論が巻き起こった作品だが、僕は擁護派。でも、もう5は作らないで欲しい。ウッディの物語は未来に向かって綺麗に閉じたのだから。
12位 ビール・ストリートの恋人たち
「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス監督による新作。やっぱりこの監督の才能は、ブラフじゃなかった。とてつもなく美しい、愛の物語。
11位 蜜蜂と遠雷
天才ピアニストたちの、凡人では解らない世界をわかりやすく描いてくれた、傑作音楽映画。長編二作目とは思えない監督の、素晴らしい演出手腕が楽しめる邦画。
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