今回は2019年映画ランキングの10位から1位を発表!2019年に映画館で観た新作だけに絞って、年間ベストを発表したい。Netflixで配信された「ローマ」や「アイリッシュマン」も素晴らしい作品だったが、劇場では観ていないので対象外とした。ランキングは個人の主観なので、皆さんとの違いを楽しんでもらえたらと思う。来年も良い映画に出会えたらいいなと思いつつ、では10位から順番に発表!今年もありがとうございました!
10位 ハッピー・デス・デイ/ハッピー・デス・デイ2U
B級ホラーの皮を被った、超エンターテイメントサスペンスの傑作。タイムリープものだが、飽きさせない仕掛けが随所に散りばめられており、作り手たちの創意に頭が下がる。二作連続の鑑賞がオススメ。
9位 グリーンブック
アカデミー賞で全5部門でノミネートし、作品賞に輝いた、問答無用の傑作。黒人差別をテーマにしているが暗くなり過ぎず、魅力的なキャラクターが描かれているという、作品賞のお手本のような映画。
8位 アルキメデスの大戦
今年の菅田将暉はすごい活躍だったが、本作も彼の勢いを象徴する、素晴らしい作品だった。戦争をテーマにしているが、ジャンルはサスペンスだろう。戦争映画だと思って、敬遠するのはもったいない頭脳派作品。
7位 EXIT
韓国の本気エンターテイメント作品。確実に観る人を満足させるのだという、作り手の気概が伝わってくるのが嬉しい。アクションでハラハラドキドキしたいなら、これ。
6位 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
クエンティン・タランティーノ監督の第9作目は、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが共演するという豪華な一作。だが、それだけに止まらないタランティーノのハリウッドへの愛が溢れた快作だった。
5位 サスペリア
ダリオ・アルジェントの1977年の傑作「サスペリア 」を同じイタリア人監督ルカ・グァダニーノがリメイク。混沌と美しい、この独特の世界観を楽しめる人には、堪らない一作。トム・ヨークのサントラも極上。
4位 スパイダーマン:スパイダーバース
今年一番の拾い物は本作かもしれない。観る前は全く期待していなかったが、映画の表現はまだまだ広げられるのだという可能性を見せてくれた一作。
3位 女王陛下のお気に入り
18世紀イングランド版「大奥」とも言えるドロドロの王宮人間ドラマを、オリビア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズが熱演。ヨルゴス・ランティモス監督の間違いなく出世作になるだろう。
2位 バイス
クリスチャン・ベイルが、実在の政治家ディック・チェイニーになり切り、体重を20キロ増量して演じ切った、政治風刺コメディ。「マネー・ショート」に続く、アダム・マッケイ監督の大傑作。
1位 ジョーカー
もう2019年の第1位は、この「ジョーカー」で決まりである。トッド・フィリップス監督とホアキン・フェニックスが、後世に残るこの傑作を作り上げてくれた事に感謝しかない。必見。
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