映画のブルーレイを買うのが好きだ。昔はDVDを買っていたが、今は同じ作品をブルーレイで買い直しているくらいで、置き場に困っている。どうやら手元に映画パッケージを置く事に喜びを感じるらしい。単純に観るだけならオンデマンドで十分なのだが、ソフトが棚に埋まっていくのが嬉しいという典型的なコレクター癖である。ブックオフやディスクユニオンに行っての「お宝探し」が楽しいが、オークションも含めてネットでも買えてしまうので、これがどんどん溜まっていってしまう。映画の「感想&解説」とは別に、これから購入したブルーレイ商品をメモ代わりに、本ブログでも残していきたいと思う。
今回は、ロバート・アルトマン監督の1973年作品「ロング・グッドバイ」。たまたま寄ったブックオフで購入。なぜか市場価格より安めだったので、即決。発売年は2018年で、日本初Blu-ray化。ブルーレイと特典DVDの2枚組で、ロバート・アルトマン監督と主演エリオット・グールのインタビュー映像などを収録。しかも小冊子が封入されており、高橋ヨシキ氏が寄稿している。「喪失と絶望。フィリップ・マーロウの地獄巡り」というタイトルで、本作に登場する女性たちやカメラワーク、主人公のフィリップ・マーロウに関して言及していて、読み応えがある。ブルーレイの画質も文句ない。名匠ロバート・アルトマン監督が作ったフィルム・ノワールで、「アンダー・ザ・シルバーレイク」など現代の映画にも様々な影響を及ぼしている。夜にぼんやりと観たくなる作品だ。
監督:ロバート・アルトマン
出演:エリオット・グールド、 ニーナ・ヴァン・パラント、スターリング・ヘイドン
日本公開:1973年