映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は24本目。タイトルは、ポン・ジュノ監督作品「ほえる犬は噛まない」。Amazonにて新品で購入。特典映像としては「監督によるペ・ドゥナのインタビュー」、「ポン・ジュノ、ペ・ドゥナ、イ・ソンジェによる来日時のコメント」、「予告編集」などが、短い時間ながら収録されている。またリーフレットも付属。とにかく今から20年前の初々しいペ・ドゥナが可愛く、自分のあくびの演技に苦労したなどのエピソードが微笑ましい。
作品としては、「パラサイト 半地下の家族」でアカデミー作品賞受賞を獲った、ポン・ジュノ監督の長篇デビュー作で、今回が初ブルーレイ化になる。ポン・ジュノ監督と言えば長編二作目である2003年「殺人の追憶」から有名になったイメージだが、このデビュー作もシニカルなブラックコメディ作品という感じで、面白い作品だった。ただし、本作における犬たちへの扱いはかなり酷いので、愛犬家は観ていて気分が悪くなるかもしれない。もちろん全体的に粗削りではあるのだが、カット割りや編集、ジャズを主体としたBGMなどでこの作品ならではの独特な空気を作っているし、今後のポン・ジュノ監督の躍進を十分に感じさせる一作だった。
監督:ポン・ジュノ
出演:ペ・ドゥナ、イ・ソンジェ、キム・ホジョン
日本公開:2000年