映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は29本目。タイトルは、ビル・コンドン監督作品「グッドライアー 偽りのゲーム」。ヤフオクにて中古で購入。特典映像としてはヘレン・ミレンとイアン・マッケラン、 さらにビル・コンドン監督のインタビューが収録された15分ほどのメイキング映像と未公開シーン集が収録されている。2020年2月公開作品で、名優二人の共演作だが、なぜかタイミングがあわず劇場公開時に見逃していた作品。ブルーレイの値段も下がっていたので、この機会に購入鑑賞してみた。
作品としては、英国が誇るアカデミー受賞名優であるヘレン・ミレンとイアン・マッケランの初共演作品であり、「美女と野獣」の監督や「グレイテスト・ショーマン」の脚本でも有名なビル・コンドンが手掛けた、サスペンス映画だ。イアン・マッケランが演じるベテラン詐欺師のロイが、資産家であるヘレン・ミレン演じるベティを騙そうとするために策を巡らすのだが、ベティにはある秘密があり、ロイの過去ともそれがリンクしてくるというストーリーだ。正直、ヘレン・ミレンがそのまま騙されるはずが無いと思いながら観ているので、ラストの展開にそれほどの驚きは無かったが、彼女の動機が今作最大のストーリーの推進力になるだろう。クエンティン・タランティーノ監督の「イングロリアス・バスターズ」を主演二人が観ているシーンが序盤であるのだが、ラストまで観ると、これが緩やかな伏線として意味を持っていた事がわかり味わい深い。名優の演技合戦が楽しめるという意味では、まずまず見応えのある良作という感じの作品だった。
監督:ビル・コンドン
日本公開:2020年