映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.32:「激突」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は32本目。タイトルは、スティーブン・スピルバーグ監督作品「激突」。Amazonにて新品で購入したが、980円と非常にお得だった。特典映像は「スピルバーグ監督による撮影秘話」「スピルバーグ監督とテレビ映画」「脚本家R・マシスンが語る製作の裏側」などで、全部で約55分ほどが収録されている。特にスピルバーグが語る撮影秘話が面白く、テレビ映画として制作された本作を、時間もない中で撮り切ったデビュー当時の裏話が聞ける。二台の車が走っている映像を複数のカメラで押さえておくことで画替わりするように工夫したり、トラックが崖から落ちるシーンで使ったSEは「ジョーズ」でも使いまわしているなど、非常に興味深い話が満載だ。

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作品としてはスティーブン・スピルバーグ監督の原点でありデビュー作だ。今でも評判の高いサスペンスの傑作で、今回ブルーレイで観直したがやはり無類に面白かった。基本的にはトラックにひたすらに追いかけられるという、限定的なシチュエーションを楽しむ作品なのだが、主人公が途中に立ち寄るカフェバーで、誰が犯人のトラック運転手なのか?を疑うシーンなど、メイキングでスピルバーグ本人が話しているが、ヒッチコック作品の演出からも影響を受けているらしい。スピルバーグ作品は初期作も含めてほとんどがソフト化されているので、手軽に観やすいのが有難い。次回作は名作「ウエスト・サイド・ストーリー」のリメイクという事で、いろいろな意味で興味津々だ。

 

監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:デニス・ウィーヴァー、ジャクリーン・スコット、エディ・ファイアストーン
日本公開:1971年