映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.44:「トレインスポッティング 1996/2017 ブルーレイセット」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は44本目。タイトルは、ダニー・ボイル監督作品「トレインスポッティング 1996/2017 ブルーレイセット」。amazonにて中古で購入した。1996年の一作目と2017年の続編をセットにした商品だ。一作目の映像特典としては、「メイキング・オブ・トレインスポッティング」「未公開シーン集」「レトロスペクティブ(インタビュー集)」「カンヌ映画祭でのインタビュー」「予告編集」が収録されている。メイキングは9分半ほどだが、撮影当時の監督やユアン・マクレガーらのコメントが収録されており、ダニー・ボイルによる「ドラッグによる陰惨な映像になりすぎず、ポップな映画にするよう気を付けた」などのインタビューが聴ける。また「カンヌ映画祭でのインタビュー」では、なんと若き頃のオアシスのノエル・ギャラガーやブラーのデーモン・アルバーンが発言していて驚いた。

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また「2」の特典映像は、「20年の時を経て:ダニー・ボイル監督とキャストによるトーク・セッション」が約25分ほど収録されており、これが面白い。ダニー・ボイルユアン・マクレガーロバート・カーライルジョニー・リー・ミラーの4名による座談会で、20年ぶりの続編に対しての感想が語られている。特にユアン・マクレガーが生粋のスコットランド人という設定のレントンを、すでにアメリカに住んで長い自分が果たして演じられるのか?と悩んだとか、「1」のオーディションでは体重を落とし丸刈りにしたなどの話が聴けるうえ、「2」の中の各シーンの感想をお互いに言い合ったりと、かなり見ごたえのある映像になっている。


作品としてはもはや"説明不要"の負け犬たちの青春ムービーで、ユアン・マクレガー出世作だろう。アンダーワールドボーン・スリッピー」などのブリットポップに乗って、スコットランドに住むドラッグまみれの若者たちの苦難と裏切りを描く作品で、いまや90年代のポップカルチャーを象徴する映画となっている。レーティングは「R-15」。よって赤裸々に若者のセックスとドラッグの日々を描いている。そして「2」はその20年後が舞台で、海外に逃げたレントンスコットランドに戻ってくるところからストーリーは始まる。だがスパッド、シック・ボーイ、ベグビーは相変わらず悲惨な人生を歩んでおり、彼らのその後が描かれるという作品だ。「スティーブ・ジョブス」「28週後」など良い作品はあるが、個人的には本シリーズ(特に”1”は)はダニー・ボイル監督の最高傑作だと思っている為、ブルーレイでコレクションできて良かった。


監督:ダニー・ボイル

出演:ユアン・マクレガーユエン・ブレムナーロバート・カーライル

日本公開:1996年/2017年

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