映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

2020年劇場で観た映画ランキング ベスト20を発表!(20位〜11位)

2020年劇場で観た映画ランキング ベスト20を発表!(20位〜11位)

毎年恒例の”今年劇場で観た作品”の年間ランキングTOP20を発表!今回は2020年映画ランキングの11位までを発表したい。Netflixで配信された作品も、劇場で観ていればランクインさせている。今年はコロナの影響で鑑賞本数は減っているが、高いレベルの作品が多かった気がする。では今回は20位から!

 

20位 ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語

名作小説「若草物語」をグレタ・ガーウィグ監督とシアーシャ・ローナンのタッグが、新しい視点で再映画化。ティモシー・シャラメやフローレンス・ピューといった豪華キャストも魅力だが、そもそもの古典をしっかり現代的なアプローチで再構築した快作。

19位 レイニーデイ・イン・ニューヨーク

御歳84歳のウッディ・アレン監督がニューヨークを舞台に描く、クラシック・ラブストーリー。ティモシー・シャラメエル・ファニング、セレーナ・ゴメスの三角関係が独特のほろ苦さで描かれる。ピアノ弾き語りによる「Everything Happens To Me」は必聴。

18位 Mank/マンク

あのデビッド・フィンチャーNetflixと組んで贈る、久しぶりの長編新作。白黒映画だし「市民ケーン」の予習が必須などハードルは高い作品だが、何度も観るうちに良さがにじみ出るタイプの作品。2021年のアカデミーではゲイリー・オールドマンの演技も含めて、高く評価されそうだ。

17位 黒い司法 0%からの奇跡

マイケル・B・ジョーダン主演の法廷ドラマ劇で、シンプルだが力強い物語だ。黒人差別というハードなテーマだが名シーン名セリフが多く、強く物語に惹きつけられる。ジェイミー・フォックスの名演も楽しめる、法廷劇の新しい快作。

16位 神の薬じゃない!

ジェネリック薬の密輸販売をテーマにした中国映画。とはいえ堅苦しい内容ではなく、エンターテイメントとしても優れており、娯楽映画としても大変に面白い。笑って泣けて、最後は感動が残る中国映画。

15位 鵞鳥湖の夜

「薄氷の殺人」を作ったディアオ・イーナン監督の5年ぶり新作。中国産ノワールサスペンスとして、他では観た事のない独特な作品になっていた。また女優グイ・ルンメイが素晴らしく、2020年に鑑賞した作品の中でも特に忘れがたい一作。

14位 スパイの妻〈劇場版〉

蒼井優高橋一生が主演した黒沢清監督の最新作。1940年の日本を舞台にした歴史もので、破天荒なストーリーにも関わらず、脚本の上手さからグイグイと引き込まれる。ラストの解釈も観客に委ねられているオープンな着地で、その余韻も心地いい。

13位 ブラック アンド ブルー

ナオミ・ハリス主演の女性ポリスアクション。演出、アクション、ストーリーが非常に高いレベルで融合していて、驚くほど面白い映画になっていた。上映数が少なかったのでスルーされがちだが、オンデマンドやソフトで是非観てほしい作品。

12位 ジョジョ・ラビット

タイカ・ワイティティ監督による、過去にない表現方法による反ナチズム映画だと思う。基本的にはコメディタッチの作品だが、描かれている内容とメッセージには感動させられる。2020年度のアカデミー作品賞ノミネート作として、改めて観直したい傑作。

11位 はちどり

韓国の女性監督であるキム・ボラの長編デビュー作で、全世界の映画祭で絶賛された作品。セリフから画面構成までスキが無く、これがデビュー作とは思えない完成度だ。一人の少女に寄り添いながら成長を描いていくのだが、鑑賞中に何度も心を掴まれた。

次回の更新は、10位から1位を発表!