映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.68:「クリスティーン」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は68本目。タイトルは、ジョン・カーペンター監督作品「クリスティーン」。amazonにて新品で購入。映像特典としては「未公開シーン集(20種)」と、メイキング・ドキュメンタリー集「すさまじい疾走」「フィニッシュライン」「エンジン始動」が計50分ほど収録されている。ジョン・カーペンター監督、プロデューサーのリチャード・コブリッツ、脚本家ビル・フィリップスがインタビューに答えており、劇中で使われている楽曲についてや、有名俳優にコストを使わずに車の準備にお金をかけたなどのエピソードが聞ける。カーペンター監督が原作に出会ったのは、「遊星からの物体X」が暴力的でグロテスクだとアメリカで酷評された直後で、ちょうど次の作品を探していたタイミングだったらしい。「遊星からの~」が当時酷評だったとは、今では信じられない。このメイキング集は主要キャストも登場し、劇中の各シーンについてかなり詳細に語られていて興味深かった。

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作品としては、ジョン・カーペンター監督による1984年日本公開のホラー映画で、原作はあのスティーヴン・キングである。クリスティーンと名付けられた呪われた車が、次々と人を襲うというシンプルなストーリーで、「ハロウィン」や「ゼイリブ」「ニューヨーク1997」などのジョン・カーペンター作品としてはやや地味な部類に入るかもしれない。クリスティーンの車種は赤の1957年型プリマス・フューリーで、撮影にあたって全米から24台の車が集められ撮影されたらしい。内向的な少年アーニーが、学校からの帰り道にスクラップ寸前の車“クリスティーン"を見つけ購入するのだが、徐々に彼は車の虜となってしまい性格が変貌していく。さらに“クリスティーン"は自らの意思を持ち、アーニーの周囲にいる人間を襲っていく恐ろしい車だったというプロットで、実に80年代らしいB級展開が楽しめる一作だ。

 

監督:ジョン・カーペンター
出演:キース・ゴードン、ジョン・ストックウェル、アレクサンドラ・ポール
日本公開:1984