映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.78:「ボーダーライン」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は78本目。タイトルは、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品「ボーダーライン」。ヤフオクにて中古で購入。初回生産限定特典として、特製アウタースリーブ仕様&24pのブックレットが封入されている。映像特典としては、「戦場 現実のボーダーライン」「ブラント、ブローリン、デル・トロ 登場人物について語る」「砂漠から届く旋律 ボーダーラインの音楽」「闇に踏み込む ビジュアル・デザイン」「予告集」となっており、計55分ほどの充実したメイキングが収録されている。脚本家のテイラー・シェリダンやプロデューサーのトレント・ラッキンビルらが、本作の世界観や実際のメキシコ麻薬カルテルについて語っていたり、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督やエミリー・ブラントらのキャストが、各キャラクターの葛藤や内面について深く語っているコメントなどは面白い。またもう亡くなってしまったが、作曲家ヨハン・ヨハンソンが手掛けた特徴的な音楽についても本人のインタビューを交えて解説されており、こちらも貴重な映像になっている。

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作品としては、この後で「メッセージ」「ブレードランナー2049」などを手掛ける、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督によるアクションサスペンス。原題は「Sicario」でスペイン語で「殺し屋」の意味らしいが、最後まで観るとこの意味が理解できる素晴らしいタイトルだ。出演はエミリー・ブラントベニチオ・デル・トロジョシュ・ブローリンらで全員がはまり役だし、作品自体も後世に残る傑作だと思う。またメキシコにおける麻薬カルテルの悪行や警察汚職の実態なども描かれており、観ていて引き込まれる。2018年には続編である「ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ」が公開されたが、こちらも本作には及ばないがかなりの良作なので、さらなる続編を期待したいシリーズだ。本ブルーレイは特典映像やブックレットなどが充実しており、満足度の高い商品だった。

 

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:エミリー・ブラントベニチオ・デル・トロジョシュ・ブローリン
日本公開:2016年