映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は79本目。タイトルは、ステファノ・ソッリマ監督作品「ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ」。廉価版がやっと発売したので、早速amazonにて新品で購入した。映像特典としては、「その後の物語:続編の制作」「メイキング:彼らの戦争」「キャストと登場人物:暗殺者と兵士」「予告集」と、計40分ほどが収録されている。ベニチオ・デル・トロやジョシュ・ブローリン、監督やプロデューサー陣らが、前作へのリスペクトを込めつつ野心的で独創的な「ボーダーライン」を作ろうとチャレンジしたと語っている。前作のドゥニ・ヴィルヌーブ監督は日程が合わず、新しく選出されたイタリア人監督ステファノ・ソッリマと撮影監督のダリウス・ウォルスキーは、屋外ロケを中心にした前作よりもスケールの大きな画作りを目指したそうだ。またキャラクターとしては、前作では自分たちの仕事に疑問を持たなかったマットとアレハンドロが、今作では自分達のモラルだけを頼りにそれぞれ葛藤する姿を描いたとインタビューに答えており、中盤のアレハンドロの手話による会話シーンはベニチオ・デル・トロの提案によるものだったらしい。また実際にベニチオ・デル・トロとジョシュ・ブローリンは長年の友人らしく、二人は強い信頼関係で結ばれているそうだ。
作品としては、前作2016年日本公開「ボーダーライン」の続編で、監督は「暗黒街」のステファノ・ソッリマ。撮影監督は「プロメテウス」や「オデッセイ」といった、リドリー・スコット監督作を多く手掛けるダリウス・ウォルスキー。脚本は前作同様テイラー・シェリダンが担当しており、出演もベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリンらが続投している。本シリーズはテイラー・シェリダンが書く”メキシコ麻薬カルテル”や”不法入国”といったリアルな国際問題と、アクション映画としてのフィクション性がうまく融合した脚本が魅力の作品だと思う。ストーリーとしてはまだ解決していない為、恐らく三作目もあると思う本シリーズ。またドゥニ・ヴィルヌーヴが撮るという噂もあるが、早く続報が聞きたい。
監督:ステファノ・ソッリマ
出演:ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン、イザベラ・モナー
日本公開:2018年