映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.81:「エヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は81本目。タイトルは、庵野秀明監督作品「エヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.」。amazonにて中古で購入。映像特典としては、「Rebuild of EVANGELION:3.33」「劇場版特報/予告/TVSPOT」「AR台本(3.33ver.)」などが収録されている。「Rebuild of EVANGELION:3.33」は、”動く絵コンテ”といった感じのラフな映像を繋いで制作過程を見せるもので、約11分ほどが収録されている。また「AR台本(3.33ver.)」は文字通り各シーンの台本が閲覧できる。また同梱の「解説ブックレット」は、全66pに及び各キャラクターの設定資料集となっており、初回特典のオリジナル・サウンドトラックも同梱されている。さらに併映の「巨神兵東京に現わる 劇場版」も収録。

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作品としては、2007年に「エヴァンゲリヲン新劇場版:序」として公開された1作目から、2009年「破」ときて、本作「Q」は2012年に公開された4部作の3作目。ちなみに完結編となる「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が2021年3月8日に公開となったばかりだ。そもそもこの劇場版シリーズは、「新世紀エヴァンゲリオン」というテレビシリーズのリメイク作品だったが、この「Q」からは旧作品とは大きく方向を変えて全く新しい物語となっている。そこが多くのファンを失望させ、当時相当な論争が巻き起こったことでも有名な作品だ。今回の完結編の為に改めて「序」から三作品を観直してみたが、たしかにこの「Q」は映画としてのカタルシスという意味では激減しており、特に「破」ラストの演出が非常によく出来ているために落差を感じてしまうのも無理はない。ただ、前作から14年後の世界におけるNERVと新組織「ヴィレ」の立ち位置や、ヴンダーという新旗艦の存在、渚カヲルをトリガーとしたフォースインパクトの発動など、ストーリー展開としては新機軸へ大きく舵を切っており、何度も観ると新しい発見があるという意味ではやはり面白い映画だと思う。「シン・ゴジラ」という傑作を経た庵野秀明監督の”エヴァンゲリオン”という作品の到達点として、完結編である「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、本当に素晴らしい作品だった。こちらもブルーレイ発売が待ち遠しい。


監督:庵野秀明

出演:緒方恵美優希比呂林原めぐみ

日本公開:2012年