映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は92本目。タイトルは、ニコラス・ウィンディング・レフン監督作品「ドライヴ」。ヤフオクにて中古で購入。映像特典としては、「ニコラス・ウィンディング・レフン インタビュー」、「メイキング・オブ・ドライヴ」、「劇場用予告編」が計35分ほど収録されている。「メイキング・オブ・ドライヴ」としては、ヒロインのアイリーンや悪役バーニー、シャノンといった各キャラクターたちについて、キャストや監督・スタッフらが撮影風景と共にコメントしていくといった内容で、本作の独特な作風を楽しんだ様子が収められている。ニコラス・ウィンディング・レフン監督は、本作は最初からカーアクション映画ではないと思っていたと語り、脚本家は”現代の西部劇”だと評している。ライアン・ゴズリングは、自分で撮影用の車を改造するほどにリサーチし役柄にのめり込んだようだ。レフン監督は本作を「フェティッシュ・フィルム」だと言い、自分の観たい作品を撮影したと語っている。「監督インタビュー」は、レフン監督から作品のコンセプトが聞けて非常に興味深い内容になっている。
作品としては、第64回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞し、ローリング・ストーン誌が選ぶベストムービーでも第1位となった、ニコラス・ウィンディング・レフン監督のクライム・サスペンスだ。主演は「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリングや、「華麗なるギャツビー」のキャリー・マリガンなど。昼は映画のカースタントマン、夜は犯罪者の逃走を手伝う逃がし屋として、天才的な運転テクニックを持つ”ドライバー”の姿を描いていく。監督が言っているとおり本作は決してカーアクション映画ではなく、恋愛映画とノワール映画を足して、激しいバイオレンスで割ったような作品だ。またエレクトロ・ポップを基調としたサントラも異常にカッコいい。ブルーレイには12Pの特製ブックレットも同梱されていて、読み応えがある。本作はニコラス・ウィンディング・レフン監督の最高傑作だと思うので、未見の方はぜひ。
出演:ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、アルバート・ブルックス
日本公開:2012年