映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.100:「ポルターガイスト」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は100本目。タイトルは、トビー・フーパー監督による作品「ポルターガイスト」。ヤフオクにて中古で購入。映像特典としては、「科学とポルターガイスト」「死者との対話」という心霊にまつわる識者たちのインタビューを中止に収録された映像が、約31分ほど収録されている。この「ポルターガイスト」という作品を制作するにあたってプロデューサーのフランク・マーシャルは、実際の心霊現象を参照し作り話ではな事実を取り入れる為、一週間カンヅメになってポルターガイストや幽霊の本を読んだと語っている。心霊学者や超常現象の研究家が、本作のシーンを例に取りながら幽霊とポルターガイストの違いを説明したり、ポルターガイストという現象自体を説明している。ただ、映画内容そのものを解説する内容でないのは個人的には残念だった。

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作品としては、製作/脚本をスティーブン・スピルバーグが担当し、監督はあのホラー映画の金字塔「悪魔のいけにえ」のトビー・フーパーという布陣で大ヒットした1982年のホラー映画。現在では「呪われたハリウッド映画」としても有名で、映画公開後に長女役のドミニク・ダンが元恋人に絞殺されたり、続編でもキャストが次々と急死。さらに三作目の公開直前には、一作目からシリーズを通して重要な役の次女を演じたヘザー・オルークが12歳の若さで急死し、映画のサブタイトルに「少女の霊に捧ぐ…」と付けられたことは有名だ。今観ると、プロデューサーであるスティーブン・スピルバーグの特徴が色濃く出た作品で、ホラー色は正直薄い。どちらかと言えば超常現象が起こる家を舞台として、”家族愛”を描いた作品だろう。さすがにVFXも古臭く前半はややダレるものの、後半からの畳みかける展開はさすがのスピルバーグ印で面白い。ホラー映画のマスターピース作品だと思うので、観ておいて損はないと思う。

 

監督:トビー・フーパー

出演:クレイグ・T・ネルソン、ジョベス・ウィリアムス、ヘザー・オルーク

日本公開:1982年