映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.112:「3時10分、決断のとき」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は112本目。タイトルは、ジェームズ・マンゴールド監督による作品「3時10分、決断のとき」。ヤフオクにて中古で購入。映像特典としては「メイキング」「時代背景解説:アウトローの時代」「スタッフ・キャストが語る西部劇」「原作者 E・レナード インタビュー」「劇中使用の銃器解説」「音楽解説」「削除シーン集」「オリジナル予告篇」が、約70分ほど収録されている。「メイキング」では、監督のジェームズ・マンゴールドが「西部劇はアメリカ映画界には不可欠な要素だ」と言い、クリスチャン・ベールは「本作は勧善懲悪なありきたりなストーリーではない」と語っている。馬とガトリング砲を使った冒頭のアクションシーンやトンネル爆破の撮影風景を中心に、スタッフが小道具や衣装、特殊効果などの舞台裏を紹介していたり、また日照りの設定なのに撮影中に大雪が降り、ショベルカーで雪を隠したなどのエピソードは興味深かった。

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作品としては、エルモア・レナード原作の傑作西部劇「決断の3時10分」を、ラッセル・クロウクリスチャン・ベール主演でジェームズ・マンゴールド監督がリメイクし、2009年に日本公開された映画。クリスチャン・ベール演じるダンとその一家が営んでいる牧場の生活は苦しくなる一方で、彼と長男の溝は深まっていた。そんな時、ラッセル・クロウ演じる犯罪者ベン・ウェイドが逮捕され、3日後の3時10分発の汽車でユマの刑務所へ連行されることになる。ダンは人生の再起をかけてウェイドの護送を引き受けることになる、というストーリーで基本的にはアクション西部劇なのだが、そこに”親子愛や友情”に”父親としての威厳”といったテーマをうまく取り入れた良作となっている。ラッセル・クロウクリスチャン・ベイルのスター俳優の存在感も文句なしで、やや地味な作品ながら映像特典の充実もありコレクションしておきたい一作だ。

 

監督:ジェームズ・マンゴールド

出演:ラッセル・クロウクリスチャン・ベイルピーター・フォンダ

日本公開:2009年