映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.126:「アマデウス ディレクターズカット」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は126本目。タイトルは、ミロス・フォアマン監督による作品「アマデウス ディレクターズカット」。映像特典としては「メイキング」と「オリジナル予告編」で、計64分ほどが収録されている。「メイキング」では、監督のミロス・フォアマンは最初「音楽家の話など嫌いだ」と本作の舞台を観るのを避けていたが、実際に観に行ったら第一幕が終わるころには「第二幕も面白ければ映画を作ろう」と脚本家に語ったとか、本作のキャスティングには大物俳優は必要ないと判断し、1400人以上をオーディションしたなどのエピソードが聞ける。また脚本の制作は、実際にモーツァルトの音楽を聴きながら仕上げていったらしく、本作の脚本家は”音楽が主演の初の映画だ”と語っており、面白い。

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作品としては、1984年度におけるアカデミー作品賞/監督賞/主演男優賞/脚色賞/美術賞/衣裳デザイン賞/メイクアップ賞/音響賞の8部門を獲得した他、英国アカデミー賞ゴールデングローブ賞ロサンゼルス映画批評家協会賞、日本アカデミー賞外国作品賞などを獲得した、名作音楽映画のディレクターズカット版。ディレクターズカット版とは、2002年に20分のカット場面を復元し公開したバージョンである。監督は「カッコーの巣の上で」「マン・オン・ザ・ムーン」のミロス・フォアマン。若くしてこの世を去った天才音楽家ヴォルフガング・アマデウスモーツァルトの生涯と、同じ音楽家でありながらモーツァルトほどの才能に恵まれなかったサリエリの嫉妬と確執を描いた作品だ。あまりに有名な不朽の名作だが、ブルーレイ版は音響も素晴らしく、180分の上映時間があっという間に過ぎる。改めて素晴らしい作品だった。

 

 

監督:ミロス・フォアマン

出演:エリザベス・ベリッジ、トム・ハルス、F・マーリー・エイブラハム

日本公開:1985年/2002年