映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.140:「ミクロの決死圏」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は140本目。タイトルは、リチャード・フライシャー監督による作品「ミクロの決死圏」。amazonにて新品で購入。特典映像としては、「オリジナル劇場予告編&TVスポット集」のみ。1966年度アカデミー賞で、「美術賞」「視覚効果賞」の2部門を受賞、さらに「撮影賞・音響賞・編集賞」にもノミネートされている。監督は「ソイレント・グリーン」「センチュリアン」「トラ・トラ・トラ!」など、数えきれないくらいの名作を残しているリチャード・フライシャー。残念ながら、2006年に89歳で亡くなっている。生涯に手がけた作品は約60本らしく、巨匠の名に相応しいアメリカを代表する映画監督だ。キャストは「ベン・ハー」で主人公の宿敵を演じていたスティーヴン・ボイドや、「20世紀最高のグラマー」と称されたラクエル・ウェルチなど。

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アメリカ亡命直後に襲撃され脳内出血となり、外科手術が不可能となった重要人物を救うため医療チームを潜水艦ごとミクロ化し体内に送り込むという破天荒なプロットが楽しいSF作品で、さらに1966年公開で約55年前の作品としては、驚異的な特撮技術とクリエイティビティが発揮されたセットが特徴的だ。しかも脳外科医、循環器専門医、潜水艦艦長、諜報員ら5人のチームは60分以内に手術を完了しなければならないという、タイムリミットサスペンスの要素もあり、60年代屈指の娯楽映画の傑作だと思う。数年前にギレルモ・デル・トロが監督し、ジェームズ・キャメロンがプロデュースするという夢のようなリメイクプロジェクトの話もあったが、恐らく多くのクリエイターに影響を与えた映画だろう。ブルーレイは4Kデジタルマスターの為、彩度の高い美しい映像が楽しめる。

 

監督:リチャード・フライシャー

出演:スティーブン・ボイド、ラクエル・ウェルチエドモンド・オブライエン

日本公開:1966年