映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は148本目。タイトルは、クエンティン・タランティーノ監督による作品「パルプ・フィクション」。Amazonにて新品で購入。永らくブルーレイが廃盤になっていた作品なので、廉価版での発売は嬉しい。特典映像としては無し。「ジャッキー・ブラウン」「フォー・ルームス」と共に廉価版が発売され、タランティーノ作品のブルーレイ商品としては「レザボア・ドッグス」と「キル・ビル」以外は、手に入りやすい環境になったのは喜ばしい。特に「パルプ・フィクション」は人気作品で、オークションでもかなり値段が高騰していたので尚更だ。ただし以前、アミューズソフトエンタテインメントから発売されたDVDボックスは、「ドキュメンタリー」や「撮影風景」が収録されていた商品だったので、ブルーレイでも「コレクターズ・エディション」の発売を待ち望んでいる。また「レザボア・ドックス」「キル・ビル」のブルーレイ再販も期待したい。
作品としては、もはや説明不要の1994年公開クエンティン・タランティーノ監督の長編2作目で、アカデミー賞7部門ノミネートで「脚本賞」を受賞し、さらにカンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞したタランティーノ監督の出世作だ。死んだはずのトラボルタがまた後半で登場するなど、大きく時系列を入れ替える手法が新しく、以後の作品にも大きな影響を与えている。出演陣もジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン、ブルース・ウィリス、ティム・ロス、ハーヴェイ・カイテル、クリストファー・ウォーケンなど非常に豪華で、特に当時キャリアが低迷していたジョン・トラボルタを完全に復活させた作品にもなった。78年「サタデー・ナイト・フィーバー」オマージュのユマ・サーマンとのダンスシーンは有名だ。またストーリーに直接関係のない長セリフの数々や、”計265回”と言われるFワードの使用回数、ディック・デイル&ザ・デルトーンズによるサーフミュージック「ミザルー」やクール・アンド・ザ・ギャング「ジャングル・ブギー」を使う選曲センスも含めて、「パルプ・フィクション」は今でもクエンティン・タランティーノの最高傑作だと思っている。
出演:ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン、ブルース・ウィリス
日本公開:1994年