映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.152:「ドーン・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は152本目。タイトルは、ザック・スナイダー監督による作品「ドーン・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット」。こちらも廉価版が発売になったので、amazonにて新品で購入。特典映像としては、「監督によるディレクターズ・カット版紹介」「ゾンビ特殊メイクの裏側」「ゾンビキャラクター・クリエイト」「頭部破壊シーンに関するメイキング」「番組の途中ですが緊急特別番組をお送りします」「アンディ銃器店から発見されたテープ」「未公開シーン集」「予告編&TVスポット集」で、計77分が収録されている。「監督によるディレクターズ・カット版紹介」では、若きザック・スナイダー監督が、「このディレクターズ・カット版は劇場公開版よりも、登場人物も血の量も増えている。劇場公開版は、全米映画協会に許可されない可能性があった為にカットした」と説明しており、「登場人物の描写にもより深みが出ていて楽しめるし、(ディレクターズ・カット版の方が)思い入れも強い」と語っている。他にも「ゾンビキャラクター・クリエイト」や「頭部破壊シーンに関するメイキング」では、「メン・イン・ブラック」などでも有名な特殊メイク担当のデヴィッド・リロイ・アンダーソンと監督が、本編のさまざまなシーンのメイキングに関して解説しており、興味深い。

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作品としては、1978年に製作されたジョージ・A・ロメロ監督「ゾンビ」のリメイク作品で、「ジャスティス・リーグ」「ウォッチメン「300」など今やアメコミ映画の巨匠となりつつある、ザック・スナイダー監督の長編デビュー作でもある。しかも脚本を「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のジェームズ・ガンが担当しており、このコンビが携わっているというだけで、映画ファンには必見の作品だろう。おおよそショッピングモールを舞台にしているなどの点はロメロ版「ゾンビ」を踏襲しているが、オリジナル版とは違い「28日後...」でも取り入れられていた、”走るゾンビ”という新しい設定を導入することによって、さらに恐怖感が増している。主演は「死ぬまでにしたい10のこと」のサラ・ポーリー。今回のブルーレイ購入で約17年ぶりに観返したが、リメイク作でありながらも「ベイビーゾンビ」などの新しい試みもしっかり取り入れており、ザック・スナイダーの才能をありありと感じる作品であった。個人的には2021年に公開された新作「アーミー・オブ・ザ・デッド」よりも、本作の方が圧倒的に好きである。

 

監督:ザック・スナイダー
出演:サラ・ポーリーヴィング・レイムス、ジェイク・ウェバー
日本公開:2004年