映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は158本目。タイトルは、アレハンドロ・アメナーバル監督による作品「アザーズ」。ヤフオクにて中古で購入。特典映像は「キャスト&スタッフ インタビュー(ニコール・キッドマン、アレハンドロ・アメナーバル他)」「レコーディング風景」「撮影風景」で、約38分が収録されている。「キャスト&スタッフ インタビュー」では、主演のニコール・キッドマンが「この物語は複雑で意外性に満ちている。結末は驚きがあって気に入っている」と語り、アレハンドロ・アメナーバル監督は「今回は光恐怖症を元に暗黒や光についての物語を書いた。クラシカルな雰囲気の映画を作りたかった。」と語り、ニコール・キッドマンに対しては「あの目力に引き付けられた。主人公の役柄をまるで”壊れやすい水晶”として演じ、リアリティーを与えてくれた」と絶賛している。また封入特典として、中条省平氏による解説が読める「解説リーフレット」が同梱されている。
作品としては、2001年に公開され世界で大ヒットをしたスリラーホラー。主演はニコール・キッドマンで、その年のゴールデン・グローブ賞主演女優賞にもノミネートされている。監督/脚本/音楽を手掛けたのは、トム・クルーズ主演「バニラ・スカイ」でいうタイトルでハリウッドリメイクされた「オープン・ユア・アイズ」の監督アレハンドロ・アメナーバル。プロデューサーは制作時ニコール・キッドマンの夫だったトム・クルーズが務めており、当時のアレハンドロ・アメナーバルに対して、全幅の信頼を寄せていたことが伺える。人里離れた大きな洋館に住む3人の母子と使用人たちを中心に、美しくも不気味な映像でじっくり魅せる演出が見事な作品だ。いまだにアレハンドロ・アメナーバルの最高傑作だろう。ラストに”ある展開”があるが、決してこのオチだけがこの作品の魅力ではなく、全編に亘ってニコール・キッドマンの美貌と確かな恐怖演出が堪能できる美しい作品だ。ブルーレイで久しぶりに再見したが素晴らしい映画だった。
監督:アレハンドロ・アメナーバル
出演:ニコール・キッドマン、フィオヌラ・フラナガン、クリストファー・エクルストン
日本公開:2001年