映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.169:「グリーン・デスティニー」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は169本目。タイトルは、アン・リー監督による作品「グリーン・デスティニー」。amazonにて新品で購入。特典映像は「ミシェル・ヨーのインタビュー」「メイキング・ドキュメンタリー:神秘のベールを脱ぐ」で、計35分が収録されている。「メイキング・ドキュメンタリー」では、監督のアン・リーが「武術映画は中国社会では娯楽の王様なので、撮るのは夢だった」といい、「同じことの繰り返しでは私自身も観客も飽きる」と監督の多様なフィルモグラフィについて語っている。またチョウ・ユンファは「武術映画に出るのも初めてなら、頭を剃ったのも初めてだ」と笑い、アクションとセリフの両立が難しい為アフレコにしたシーンなどについて語っている。本作の特徴であるワイヤーアクションについても、3~4人のスタッフをワイヤーを引っ張り空中の役者にアクションさせるため、ダンスのようだったとミシェル・ヨーは語っている。

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作品としては、「ブロークバック・マウンテン」「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」のアン・リー監督が、アクション監督にユエン・ウーピン、主題曲にチェロ奏者のヨーヨー・マらを迎えて制作した、マーシャルアーツ・エンタテインメント。第73回アカデミー賞では「作品賞・監督賞・脚色賞・撮影賞」ほか10部門でノミネートされ、「外国語映画賞」など4部門を受賞した。主演は「男たちの挽歌」のチョウ・ユンファ、「クレイジー・リッチ!」のミシェル・ヨー、「初恋のきた道」のチャン・ツィイーなど。功夫とワイヤーアクションを組み合わせることで、人が屋根から屋根へジャンプし空を舞うという、非現実的ながらも華麗な映像を追求している。アン・リー監督としてはほぼ初めてのアクション映画だが、「マトリックス」などのスタント・コーディネーターであるユエン・ウーピンの功績が大きく、本格カンフーと恋愛劇とのミックスが魅力の映画だ。アン・リー監督を世界的なメジャー監督に押し上げた一本として必見である。


監督:アン・リー

出演:チャン・ツィイーチャン・チェンチョウ・ユンファミシェル・ヨー

日本公開:2000年