映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.192:「Mr.タスク」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は192本目。タイトルは、ケヴィン・スミス監督による作品「Mr.タスク」。特典映像としては、「ケヴィン・スミス監督インタビュー:Mr.タスクまでの20年」「メイキング」「削除シーン」「日本版予告」で計74分が収録されている。「ケヴィン・スミス監督インタビュー」では、監督が「低予算なほど独創的な映画が作れる。限られた予算で効率的に作業するという、低予算の映画製作の方が自分には性に合うんだ」、「Mr.タスクの予算は300万ドルだ。金の問題を解決し、自己流を貫くこと。予算を抑えれば何でも自由にできる。僕にとって大事なことは思い通りに映画を作れることなんだ」と、「クラークス」というインディペンデント作品でデビューしたケヴィン・スミス監督らしいコメントが聞ける。さらに「最近は映画で語るような”恋愛で悩むこと”はなくなったので、もう『チェイシング・エイミー』のような作品は作れないだろうね。」と、自作を振り返っているのが印象的だ。

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作品としては、監督として「クラークス」「チェイシング・エイミー」といった90年代青春映画で評価され、俳優としても「ダイ・ハード4.0」のコンピューターマニア役で有名なケヴィン・スミスが、脚本/監督を手掛けたコメディホラー。人間とセイウチの融合を目論む狂った老人を、「キル・ビル」「ジャンゴ 繋がれざる者」のマイケル・パークスが嬉々として怪演している。主演はサム・ライミ監督の「スペル」で主演アリソン・ローマンの恋人役を演じていたジャスティン・ロングや、「シックス・センス」のハーレイ・ジョエル・オスメントなど。ムカデ人間」という最悪なホラー映画があり、本作もあれに近い”人体改造”がテーマなのだが、こちらはもっとブラックコメディ寄りだ。クライマックスの展開も含めて「怖い」というよりも、ケヴィン・スミス監督らしいシュールな味わいのあるC級作品になっている。


監督:ケヴィン・スミス

出演:ジャスティン・ロング、マイケル・パークス、ハーレイ・ジョエル・オスメント

日本公開:2015年