映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.207:「タワーリング・インフェルノ」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は207本目。タイトルは、ジョン・ギラーミン監督による1975年公開作品「タワーリング・インフェルノ」。特典映像としては「“タワーリング・インフェルノ”の舞台裏に迫る」「視覚効果について」「アートワークについて」「偉大なる製作者:アーウィン・アレン」「ディレクティング:それぞれの役割」「決死の消火活動」「スタントの活躍」「世界一の超高層ビル」「脚本:スターリング・シリファント」「未公開シーン集」「ストーリー・ボードとフィルムを比較」「アーウィン・アレンによるプレゼンテーション」「短編オリジナル」「アーウィン・アレン インタビュー」「特報」「オリジナル劇場予告編」で、計155分が収録されている。「“タワーリング・インフェルノ”の舞台裏に迫る」では、ポール・ニューマンとのベッドシーンの前に緊張してためらっているフェイ・ダナウェイに、パンツ姿にウエスタンブーツを履いている姿で「ブーツに興奮した?」とジョークを言い、その場の全員を爆笑させて緊張をほぐしたなどのエピソードが語られている。スティーブ・マックィーンポール・ニューマンは、いつも現場で子供のようにふざけ合っていたらしい。また「偉大なる製作者:アーウィン・アレン」では、役をイメージしやすくするために画コンテを見せながら出演交渉をするというスタンスや、作品に対して妥協できずアイデアに溢れた昔ながらのプロデューサーであったアーウィン・アレンを、本作や「ポセイドン・アドベンチャー」らの出演者が懐かしんでいる。

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作品としては、1974年度のアカデミー賞で「撮影賞」「編集賞」「歌曲賞」を受賞し、日本でも公開当時大ヒットを博したパニック映画の金字塔。出演はスティーブ・マックイーンポール・ニューマンという大スター二人の競演を中心に、ウィリアム・ホールデンフレッド・アステアフェイ・ダナウェイなど豪華キャストでも有名な作品だ。138階建て超高層ビルの完成パーティが大火災に襲われたことから、ビルの設計者と消防隊長の二人が協力しながらビルに残された人々を救助するというストーリーだが、今観ても「超大作」の言葉が相応しいエンタメ作であり、極限状態に瀕した人間ドラマを強烈に描いた感動作だと思う。165分という長尺ながらも、火災が発生する序盤から一時も画面から目が離せない演出力は見事で、映画としての魅力はまったく色あせていない。ブルーレイで久ぶりに観返したが、これぞ70年代娯楽洋画の”大傑作”だと思う。


監督:ジョン・ギラーミン    

出演:スティーブ・マックィーンポール・ニューマンウィリアム・ホールデンフェイ・ダナウェイフレッド・アステア

日本公開:1975年