映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は209本目。タイトルは、マイケル・マン監督による2000年公開作品「インサイダー」。特典映像としては、「日米予告編・TVスポット」のみ。「ラスト・オブ・モヒカン」「コラテラル」のマイケル・マン監督が、大傑作「ヒート」の次に制作した社会派ドラマ。実話をベースにしており、2000年の第57回ゴールデングローブ賞では「最優秀作品賞」「最優秀主演男優賞」を含む5部門にノミネート、さらに第72回アカデミー賞でも「主演男優賞」や「監督賞」「主演男優賞」「撮影賞」など7部門にノミネートされている。主演は「ヒート」から続投の名優アル・パチーノと「L.A.コンフィデンシャル」「グラディエーター」のラッセル・クロウ。共演者は、近作でも「ゲティ家の身代金」「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」など印象的な出演作が続いていたクリストファー・プラマーや、「バウンド」「フェイス/オフ」のジーナ・ガーションなどが脇を固めている。
作品としては、人気報道TV番組「60ミニッツ」のプロデューサーであるアル・パチーノ演じるローウェル・バーグマンと、大手タバコ会社「ブラウン&ウィリアムソン社」に所属していたラッセル・クロウ演じる研究開発部門のジェフリー・ワイガンド博士が、巨大タバコ産業が隠蔽していた秘密を巡って真っ向から立ち向かうという内容で、実在の事件を基に作られた映画だ。登場する人物や会社及び団体等はすべて実在するという、内容からしても日本では考えられないような問題作で、公開から20年あまり経つがマイケル・マン作品の中でも高い人気を得ている作品だろう。”男たちの絆”を撮らせたらやはり抜群のマン監督作だけあり、158分とやや長尺な作品ではあるが、アル・パチーノ&ラッセル・クロウの熱演には目を奪われる。なぜか現在ブルーレイが絶版らしく値段が高騰しているが、観ておいて損はない作品だ。
監督:マイケル・マン
出演:アル・パチーノ、ラッセル・クロウ、クリストファー・プラマー、ジーナ・ガーション
日本公開:2000年