映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.210:「死霊のはらわた3 キャプテン・スーパーマーケット」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は210本目。タイトルは、サム・ライミ監督による1993年公開作品「死霊のはらわた3 キャプテン・スーパーマーケット」。特典映像としては特に無いが、「ディレクターズ・カット版」と「インターナショナル・カット版」を収録している。この2バージョンはエンディングがまったく違ったものになっており、鑑賞後の印象もかなり違うので見比べてみると面白い。サム・ライミ監督の1981年デビュー作「死霊のはらわた」から、1987年「死霊のはらわた2」を経ての第三作目である。正直、スプラッターホラーのカルト映画だった一作目からどんどんとコメディ要素を強くしており、この「キャプテン・スーパーマーケット」は相当に中世ヒーローアクションのパロディ風味が強いので、好みの分かれる作品だと思う。この後サム・ライミが、ソニーの特大ヒット作である「スパイダーマン」シリーズを手掛けて、一流監督の仲間入りを果たすとは想像もつかなかった。

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作品としては、「2」での死霊との戦いの末に中世にタイムスリップしてしまったスーパーマーケットの店員アッシュが、元の時代に戻る為に「死者の書」が必要だと賢者から教えられ、死霊軍団と戦うというシンプルなストーリーで、今観るとかなりVFXの出来もユルめで、ある意味微笑ましい。主演はシリーズを通してアッシュを演じているブルース・キャンベルで、サム・ライミとは中学校からの親友でのため、「スパイダーマン」シリーズにもカメオ出演している。サム・ライミ監督は「スペル」という傑作ホラーも撮っているが、明らかに本シリーズが源流にあるだろう。個人的にシリーズではやはり「1」が一番好きだが、この飛び抜けた「B級感」をどこまで楽しめるか?で評価が分かれる作品だと思う。 

 

監督:サム・ライミ
出演:ブルース・キャンベルエンベス・デイヴィッツブリジット・フォンダ
日本公開:1993年