映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.219:「ビッグ 製作25周年記念版」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は219本目。タイトルは、ペニー・マーシャル監督による年公開作品「ビッグ」。特典映像としては「オリジナル劇場予告編&TVスポット集」のみ。本編としては「劇場公開バージョン」「エクステンデッド・バージョン」の2バージョンが収録されている。メガホンを取ったのは「レナードの朝」「プリティ・リーグ」などの女性監督である、ペニー・マーシャル。彼女はリチャード・ギアジュリア・ロバーツの「プリティ・ウーマン」で有名な、ゲイリー・マーシャル監督の実妹である。本作はゴールデングローブ賞で「主演男優賞」を受賞、第61回アカデミー賞でも「主演男優賞」「脚本賞」にノミネートされている。主演は「フォレスト・ガンプ 一期一会」「プライベート・ライアン」のトム・ハンクス。共演は「34丁目の奇跡」「キャッツ&ドッグス」のエリザベス・パーキンスや、「インデペンデンス・デイ」のロバート・ロジアなど。音楽は「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」「ディパーテッド」などのハワード・ショアが担当している。

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作品としては、早く大人になりたいという夢を持つ12歳の少年ジョシュが移動遊園地の機械式のゾルター人形に願うことにより、突然35歳の大人に変身してしまい大騒動を巻き起こすというストーリーで、彼が就職先に選んだおもちゃメーカーで”子供目線”の意見を出すことにより、どんどん出世していくという展開は面白い。若きトム・ハンクスのコメディアンぶりが炸裂した全編に楽しい作品だが、ヒロインを演じたエリザベス・パーキンスいわく、最初はロバート・デ・ニーロがキャスティングされていたそうだ。デ・ニーロ版は「(主人公が)もっと不機嫌そうで、ホラー映画ぽい」という印象だったらしいが、今ではトム・ハンクス以外のキャスティングは考えられないほどのハマりっぷりだと思う。純粋無垢な少年という演技に、不自然さがないのだ。親友ビリーとの友情や、スーザンとの別れのシーンであえて額にキスする場面など名シーンも多い。もう34年前の作品だが、大人になってから観返すと様々な発見の多い映画だと思う。

 

監督:ペニー・マーシャル

出演:トム・ハンクスエリザベス・パーキンス、ロバート・ロッジア

日本公開:1988年