映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.222:「フライングハイ デジタル・リマスター版」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は222本目。タイトルは、ジム・エイブラハムズデビッド・ザッカージェリー・ザッカー監督による1980年公開作品「フライングハイ」。特典映像としては、「制作者の視点:脚本/監督ジム・エイブラハムズデヴィッド・ザッカージェリー・ザッカーが語る『エアプレーン!』」「監督たちに聞くQ&A(ハリウッド“エジプシャン・シアター"2020年1月10日)」で、計44分が収録されている。「制作者の視点」では監督のザッカ―兄弟とジム・エイブラハムズが、本作を「この映画は成長物語だ。問題を抱えていた主人公が飛行機の着陸に挑戦して、PTSDを克服する。三幕構成としても完璧だ。」と言い、「危機に瀕した飛行機内はコメディにうってつけなんだ。重大な問題がある時ほど笑いが引き立つからね。」と語っている。また「ケンタッキー・フライド・ムービー」で脚本家としてはデビューしていた3人だが監督としては処女作で、「撮影は本当に楽しかった。監督としては初めての作品だが、経験がないからこそ作れた作品だ。怖いもの知らずだったからね。」とインタビューに答えている。また、ラッシュ試写にはスタジオ中の大勢の人が「面白い作品が見られる」と押し掛けたというエピソードが披露されている。

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作品としては、1981年のゴールデングローブ賞で「最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)」、アメリカ映画協会のアメリカ喜劇映画ベスト100では10位に選ばれた、コメディ映画。監督/脚本は「ケンタッキー・フライド・ムービー」を製作したジム・エイブラハムズとザッカー兄弟で、出演は「裸の銃を持つ男」のレスリー・ニールセンや、「ホット・ショット」のロイド・ブリッジス、「アメリカン・ピーチパイ」のジュリー・ハガーティなど。「JAWSジョーズ」「サタデー・ナイト・フィーバー」「エアポート'75」など数多くの名作映画をパロディにしており、とにかく全編ギャグだらけという作品だ。アメリカのコメディは笑えない作品が多いのだが、本作は30秒に1回は入る大量のギャグと、自動パイロットのビニール人形や老婆のコカイン吸引などのブラックなネタには、思わず笑ってしまった。


監督:ジム・エイブラハムズデビッド・ザッカージェリー・ザッカー

出演:ロバート・ヘイズ、ジュリー・ハガーティ、レスリー・ニールセン、ロイド・ブリッジス

日本公開:1980年