映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.223:「普通の人々」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は223本目。タイトルは、ロバート・レッドフォード監督による1981年公開作品「普通の人々」。特典映像としては、「ガラスの花園で」「感情は選べない」「劇場用予告編」で計20分が収録されている。「ガラスの花園で」では、主演のティモシー・ハットンのインタビューが収録されており、「私が演じたコンラッドは、自分と同様の年代だったが全く違う人生を歩んでいた。素晴らしい脚本だと思ったよ。そして、監督のロバート・レッドフォードはコミュニケーションの達人で巧みな質問で答えを引き出し、役者のささいな言葉にも耳を傾けていた。」と言い、「撮影を始めて1週間くらいで、周りの人たちがよそよそしい事に気付いたんだ。きっと作品の内容が真剣だからだと、おしゃべりは諦めて一人で閉じこもったんだけど、実は”周りと切り離せ”という監督の指示だったんだ。お陰で一人で役について考えられて、演技に直接影響を与えた。非常に役に立ったよ。」と当時を振り返っている。

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作品としては、俳優としても活躍するロバート・レッドフォード監督の処女作で、第53回アカデミー賞で「作品賞」「監督賞」「助演男優賞」「脚色賞」の4部門を獲得した、ヒューマンドラマだ。その後もレッドフォード監督は、「リバー・ランズ・スルー・イット」や「クイズ・ショウ」などの名作を生み出しているが、特に本作はサム・メンデス監督「アメリカン・ビューティー」などにも大きな影響を与えていて、映画史に残る名作になっていると思う。40年以上前の映画だが非常にドライでクールなホームドラマであり、ドナルド・サザーランドティモシー・ハットンの演技も相まって、独特な後味を残している。2022年初ブルーレイ化されたので、コレクションとして購入したが、何度か観直したくなる作品だった。


監督:ロバート・レッドフォード

出演:ドナルド・サザーランドメアリー・タイラー・ムーアティモシー・ハットン、ジャド・ハーシュ

日本公開:1981年