映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.228:「アウトサイダー ディレクターズカット版」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は228本目。タイトルは、フランシス・フォード・コッポラ監督による1983年公開作品「アウトサイダー ディレクターズカット版」。特典映像としては「アウトサイダーを振り返る」「キャスティング」で、計40分が収録されている。「アウトサイダーを振り返る」では、フランシス・フォード・コッポラ監督が「私は原作を読んだこともなかったんだが、中学2年生たちから”この作品が大好きなので映画化してほしい”とクラス全員の著名が入った手紙をもらい、本を読んだ私はすぐに”映画化するべきだ”と思ったんだ。」といい、俳優のマット・ディロンは「監督はたくさんリハーサルするのが好きだった。しかも自分の役柄を理解するために、一晩刑務所で過ごすように言ってきたんだ。同じグループの男子たちはみんな同じ階に寝泊まりしていたよ。」と語っている。撮影監督のスティーブ・バラムは、「決闘のシーンでは撮影半ばに雨が降ってきて、撮影を中止するという選択肢もあったんだけど、フランシスは続行した。なので途中からは人口雨を降らせなければいけなかったんだ。役者たちは寒そうで可哀そうだったよ。」と当時を振り返っている。また主演のC・トーマス・ハウエルは「私の今のキャリアがあるのはこの作品のおかげだ。多くの人たちが、この作品のキャストやストーリーのクオリティを称えているんだよ。」と語っている。

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作品としては、「ゴッドファーザー」「地獄の黙示録」の名匠フランシス・フォード・コッポラ監督が、「ヒッチャー」のC・トーマス・ハウエル、「ドラッグストア・カウボーイ」のマット・ディロン、「ベスト・キッド」のラルフ・マッチオ、「ハートブルー」のパトリック・スウェイジ、「ブレックファスト・クラブ」のエミリオ・エステベスなどをキャスティングして制作した、青春ドラマ。なんとデビュー直後の若きトム・クルーズも出演している。「ディレクターズカット版」では、「劇場公開版」ではカットされた冒頭部分などを復活させ、サウンドトラックも入れ直した114分となっており、約23分長いバージョンとなっている。スティーヴィー・ワンダーが歌う主題歌の「ステイ・ゴールド」は、フランシス・フォード・コッポラの父親力ーマイン・コッポラが作曲し、スティーヴィー・ワンダーが作詞した名曲だ。80年代ならではの演出の古さは感じるが、役者陣が素晴らしい演技を見せており、青春映画として魅力的な作品になっている。

 

監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:C・トーマス・ハウエルラルフ・マッチオマット・ディロンエミリオ・エステベストム・クルーズ

日本公開:1983年