映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は241本目。タイトルはボビー・ファレリー&ピーター・ファレリー監督による1999年公開作品「メリーに首ったけ」。特典映像としては、「もうひとつのオープニング」「メイキング・オブ・『メリーに首ったけ』」「『メリーに首ったけ』ができるまで」「おかしな舞台裏」「木の上でドッキリ:ジョナサンとトミーのインタビュー」「ソーセージとマメ:W・アール・ブラウンのインタビュー」「ファレリー兄弟の魅力」「オリジナル劇場予告編」「TVスポット集(13種)」「ミュージック・ビデオ」「みんな首ったけ:NG&爆笑シーン集」「マグダの秘密調査」などで、計150分が収録されている。「『メリーに首ったけ』ができるまで」では、ファレリー兄弟が「ナニをファスナーに挟むシーンは、本当にあった話なんだ。どんなに恥ずかしくて行き過ぎた状況に陥っても、テッドは愛されるキャラクターなんだよ。」と言い、主演のキャメロン・ディアスについては、「議論するまでもなく、満場一致で決定した。彼女以外に考えられなかったよ。男友達が多くて、ゲップも平気でする。頭が良くてスポーツが好きで、女々しいところがない。彼女こそメリーそのものだ。」と語っている。またまだ知名度の低かったベン・スティラーの起用には、20世紀フォックスが反対し、オーウェン・ウィルソンが候補に挙がった話なども面白い。
作品としては、「ジム・キャリーはMr.ダマー」「愛しのローズマリー」などのファレリー兄弟が監督した、下ネタ満載のロマンティックコメディ。主演は「マスク」でデビューし、本作で大ブレイクしたキャメロン・ディアス。「チャーリーズ・エンジェル」「ギャング・オブ・ニューヨーク」などで一世風靡するも、現在は女優業引退を表明している。個人的にはトム・クルーズと共演した、2010年日本公開「ナイト&デイ」がお気に入りだ。共演は「ナイトミュージアム」「トロピック・サンダー」のベン・スティラー、「ドラッグストア・カウボーイ」「クラッシュ」のマット・ディロンなど。今回久しぶりにブルーレイで鑑賞したが、劇中で主人公メリーが「ハロルドとモード」をベストムービーに挙げていたが、この作品のテーマを考えると感慨深い。「恋愛で相手を本当に想うということはどういう事なのか?」が本作ではしっかり描かれていて、基本は下ネタコメディで全編笑えるのだが、恋愛映画としても優れた一作だ。弟ウォーレンの”耳当て”が、ラストの展開の伏線になっている脚本も上手い。
監督:ボビー・ファレリー&ピーター・ファレリー
出演:キャメロン・ディアス、マット・ディロン、ベン・スティラー、リー・エバンス
日本公開:1999年