映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記&感想Vol.244:「最後の決闘裁判」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は244本目。タイトルはリドリー・スコット監督による2021年公開作品「最後の決闘裁判」。特典映像としては、「撮影の裏側」「劇場予告編」で計36分が収録されている。「撮影の裏側」では、リドリー・スコット監督自身がカメラ位置を決めていたり、ジョディ・カマーやアダム・ドライバーの役者陣に演技の演出をつけている場面が収録されており、興味深い。完全にコロナ禍中での撮影だったらしく、全員がフェイスシールド&マスク姿の厳戒態勢だ。リドリー・スコットは、「映像美とカメラの活用、その両方が必要だ。多くの人が無駄にカメラを何台も置くが、結局は1台分しか使われない。カメラをどこに置くかが重要なんだ。」と言い、撮影中のマット・デイモンは「決闘シーンは2つの巨大な缶がぶつかり合う感じだ。演出に従って出来るだけ大きく動くよ。最後の決闘に相応しくね。監督は4~5台のカメラ映像を確認しながら”ただの幾何学だ”とケロリと言うけど、この撮影は大変だよ。」と語っている。

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作品としては、「ブレードランナー」「グラディエーター」「オデッセイ」などの巨匠リドリー・スコット監督が手掛けた、実話ベースの歴史ミステリー。脚本は「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」以来のタッグとなるマット・デイモンベン・アフレック。出演は「フリー・ガイ」のジョディ・カマー、「パターソン」「ローガン・ラッキー」のアダム・ドライバー、「プライベート・ライアン」「ジェイソン・ボーン」シリーズのマット・デイモンなど。今回、ブルーレイで本作を再見したが、改めてカルージュ/ル・グリ/マルグリットのそれぞれの立場を描いたチャプターを見比べることで、新しい発見があり面白かった。2時間33分というやや長尺の映画だが、リドリー・スコットの新たな代表作となる、紛うことなき傑作だと思う。


監督:リドリー・スコット

出演:ジョディ・カマー、マット・デイモンアダム・ドライバーベン・アフレック

日本公開:2021年