映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイレビュー&感想Vol.341:「コンスタンティン」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は341本目。タイトルはフランシス・ローレンス監督による、2005年日本公開作品「コンスタンティン」。特典映像としては、「オリジナル劇場予告編」「実力派のキャストたち」「コミックから映画へ」「監督のざんげ」「悪魔の衝突」「聖なる小道具」「ショットガン乱射」「地獄の風景」「“バーミン・マン”を作る」「戦士の翼」「悪魔式の誘拐」「悪魔の顔」「コンスタンティンの世界」「撮影の準備」「脚本家の視点」「未公開シーン集」「ミュージック・クリップ」で、計119分が収録されている。各メイキングでは、フランシス・ローレンス監督が「コンスタンティンは正統派のヒーローではないが、独自のスタイルで運命に向き合う姿がいい。ぶっきらぼうで友人さえ危険にさらす、一筋縄ではいかない主人公なんだ。原作は資料を集めるまで全く知らなかった。でも単行本を読みこんで、コンスタンティンの本質が理解できたよ。キアヌ・リーブスは『マトリックス』の撮影のために、18か月滞在していたオーストラリアから帰国したんだが、その翌日には事務所に来てくれたんだ。そこで僕が5か月間練り上げた構想を伝えたら、気に入ってくれたんだよ。」と語っている。

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また同じく監督は、「映画の撮影は山あり谷ありだと実感するよ。でもミュージックビデオは曲のイメージに縛られるけど、映画は好きなように自由にシーンが撮れる。忍耐を要する仕事だね。100日にも及ぶ撮影期間なんだ。僕にとって初めての映画撮影だから、万全の準備で臨んだよ。僕とキアヌにとって難しかったシーンは、バーガー店で彼とレイチェル・ワイズが話す場面だった。特殊効果のある場面ではなく、二人の会話だけだから最初は簡単だと思っていたけど、台本が8ページもあって情報量の多いシーンだったから苦労したよ。」と言い、主演のキアヌ・リーブスは「コンスタンティンは使命感を持って悪を正す。時には手荒なやり方でね。原作の構成を変えた映画は、観客をがっかりさせる事がある。もともとの設定や解釈があるからね。原作のコンスタンティンはイギリス人の設定なんだが、観客を失望させないように一生懸命やったよ。」と答えている。

 

作品としては、「アイ・アム・レジェンド」や「ハンガー・ゲーム」シリーズ、「レッド・スパロー」などのフランシス・ローレンス監督が手掛けた、オカルトアクション。本作がフランシス・ローレンス監督のデビュー作となっている。出演「マトリックス」「ジョン・ウィック」のキアヌ・リーブス、「女王陛下のお気に入り」のレイチェル・ワイズ、「トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフ、「ブラッド・ダイヤモンド」のジャイモン・フンスー、「ムーンライズ・キングダム」のティルダ・スウィントンなど。アラン・ムーアのコミック「ヘルブレイザー」を原作にしており、悪魔や天使の存在を描きながらキリスト教にまつわる単語や人物名などが随所に登場する、宗教色が強い作品になっている。キアヌ・リーブスの”再びジョン・コンスタンティンを演じたい”という強い要望から、最近「続編決定」のアナウンスがされたことも記憶に新しい。続編は「R指定」の作品になるそうなので、今から公開が楽しみだ。

 

 

監督:フランシス・ローレンス
出演:キアヌ・リーブスレイチェル・ワイズジャイモン・フンスーシャイア・ラブーフティルダ・スウィントン
日本公開:2005年