映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は346本目。タイトルはピート・ヒューイット監督による、1991年日本公開作品「ビルとテッドの地獄旅行」。特典映像としては、「『ビルとテッドの大冒険』メイキング・ドキュメンタリー」「『ビルとテッドの地獄旅行』メイキング・ドキュメンタリー」「オリジナル予告編」で、計115分が収録されている。「『ビルとテッドの大冒険』メイキングドキュメンタリー」では、脚本のクリス・マシスンが「ビルとテッドは人に見せる目的ではなく遊びでやった、即興漫談の中で生まれたキャラクターなんだ。あの二人の口調がすっかり気に入って、演じるのは楽しかったよ。僕が育った南カリフォルニアには、彼らみたいな同級生も沢山いたしね。少年たちがタイムトラベルをして、歴史上の人物を連れ出すというのは最初からのアイデアだった。初稿のタイトルは『ビルとテッドの時間トラック』だったんだよ。」と言い、主演のキアヌ・リーヴスとアレックス・ウィンターは「キャラクター設定が明確だった。ビルとテッドの性格が脚本から伝わってくるんだ。二人とも勉強はできないけど、頭の回転が速く、感情を素直に表現できる。知的好奇心が旺盛で、豊かな感受性を備えているんだよ。ただこの主役の二人を、演じきれるかが問題だった。映画の成功は二人の関係性にかかってるからね。僕たちはオーディションの時も、ずっとふざけ合っていたから選ばれたのかもしれないな。無声映画や即興喜劇のように、身体を張って演じようと話し合ったんだ。舞台っぽくやろうとね。」と語っている。
作品としては、「ハロルド・スミスに何が起こったか?」「ザ・バッド」のピート・ヒューイット監督が手掛けた、おバカ高校生2人組の時間旅行を描いたSFコメディ「ビルとテッドの大冒険」の続編。2020年には29年ぶりとなる、三作目「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」が公開されている。主演はキアヌ・リーブスと、役者として「グランドピアノ 狙われた黒鍵」などに出演しつつ、2022年には「ZAPPA」の監督も務めたアレックス・ウィンター。共演者としては「ダイ・ハード2」のウィリアム・サドラー、「ジャッキー・ブラウン」のパム・グリアなど。前作の「ビルとテッドの大冒険」は極めてゆるいC級コメディ映画だったが、主演二人のケミストリーにより予想外のヒットになったため製作された続編だ。正直、映画としての完成度はかなり低いが、とにかく若々しいキアヌ・リーブスが魅力的で微笑ましい作品だ。
監督:ピート・ヒューイット
出演:キアヌ・リーブス、アレックス・ウィンター、ウィリアム・サドラー、ジョス・アクランド、パム・グリア
日本公開:1991年