映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は367本目。タイトルはリチャード・ドナー監督による、1994年日本公開作品「マーヴェリック」。特典映像としては、「メイキング」「ミュージック・クリップ ”Amazing Grace”」「オリジナル劇場予告編」で、計35分が収録されている。「メイキング」では、リチャード・ドナー監督が「主演はまずメル・ギブソンが頭に浮かんだ。彼とは『リーサル・ウェポン』でも組んだしね。でも西部劇は初めてだったから、銃の扱い方の訓練が必要だったよ。カードの扱い方も下手だった。銃もカードもダメだったけど、それぞれエキスパートを講師に呼んで特訓したんだ。彼は短時間でかなり上達したよ。僕は昔、『拳銃無宿』などの西部劇を監督したんだ。でもテレビドラマの『マーヴェリック』みたいな作品は撮らなかったから、今回実現できて嬉しかったね。西部開拓時代に敬意を表した作品になったよ。」と言い、ジョディ・フォスターは「メル・ギブソンとジェームズ・ガーナー、タイプの違う二人と共演できて楽しかったわ。リチャード・ドナーが監督すると、とても自由を感じるの。俳優の立場になって撮ってくれるから、やりやすかったわ。スタッフも皆、現場を楽しんでいたしね。」と語っている。
作品としては、「グーニーズ」「リーサル・ウェポン」などのリチャード・ドナー監督が、ジェームズ・ガーナーが主演し50年代に人気だったTVシリーズ「マーベリック」を映画化した、コメディ西部劇。主演はリチャード・ドナーと「リーサル・ウェポン」シリーズでもタッグを組んだメル・ギブソン、「羊たちの沈黙」のジョディ・フォスター、「大脱走」のジェームズ・ガーナー、「スパイダーマン2」のアルフレッド・モリーナ、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のグラハム・グリーンなど。カードさばきと銃の早撃ちで、開拓期の西部を渡り歩く賭博師のマーヴェリック、美しい女スリのアナベル、連邦保安官を名乗るゼインの3人が繰り広げるドタバタ劇を、アクションとユーモア満載で描いた西部劇で、リチャード・ドナー監督作としてはやや知名度の低い作品かもしれないが、どんでん返しのある脚本も含めて楽しい作品だ。
監督:リチャード・ドナー
出演:メル・ギブソン、ジョディ・フォスター、ジェームズ・ガーナー、アルフレッド・モリーナ、グラハム・グリーン
日本公開:1994年