映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.370:「レ・ミゼラブル」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は370本目。タイトルはトム・フーパー監督による、2013年日本公開作品「レ・ミゼラブル」。特典映像としては、「『レ・ミゼラブルミュージカル映画の革命」「原作ヴィクトル・ユゴーと『レ・ミゼラブル』」で計72分が収録されている。メイキングでは、監督のトム・フーパーが「キャスティングには苦労したよ。演技も歌唱も完璧な俳優を揃えないといけないからね。まるで話すかのように感情を込めて、自然に歌える俳優を探していたんだ。今回の撮影では譲れない点が2つあった。ライブ録音とヒュー・ジャックマンだ。彼がいなければこの作品はなかったよ。ジャン・バルジャンの髪を剃ったのは、ヒューのアイデアだった。極限まで体重を落とすこともね。徹底した自己管理で囚人らしい身体を作り上げてくれたんだ。」と言い、さらに「世界的な大スターであると同時に、素晴らしい歌声を持つキャスト達が揃ったのは、幸運としか言えないよ。元々ラッセル・クロウはミュージカル経験者だったし、アン・ハサウェイは、母親が舞台でファンテーヌを演じていたというドラマティックなエピソードがあるんだ。彼女は『レ・ミゼラブル』を見て育ったんだよ。実際に髪を切りたいと言われて、私の方が驚いた。そこまでやるとは思っていなかったからね。」と語っている。主演のヒュー・ジャックマンは「『レ・ミゼラブル』は誰もが出演したいと願う特別な作品だ。僕のエージェントも興奮していたよ。ここまで自分の限界に挑戦した作品はない。これまで挑戦してきたことが、この役で結実したと言っても過言ではないよ。ジャン・バルジャンは魅力的な人物だ。そして誰もが共感できる役なんだよ。」と答えている。

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作品としては、「英国王のスピーチ」「キャッツ」のトム・フーパー監督が、世界43カ国で上演され27年間というロングラン記録を打ち立てた名作ミュージカルを映画化し、大ヒットさせた作品である。第85回アカデミー賞では、「助演女優賞」「音響録音賞」「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」を受賞している。出演はヒュー・ジャックマンラッセル・クロウアン・ハサウェイアマンダ・セイフライドエディ・レッドメインという錚々たる顔ぶれで、名作ミュージカル作品を彩っている。キャスト陣は撮影に向けて、8~9週間というかなり長い期間リハーサルに取り組み、歌と演技を同時に撮影する”ライブ録音”に挑んだそうだ。楽曲の良さと、キャスト陣の歌唱力に感動させられる一作である。

 

 

監督:トム・フーパー
出演:ヒュー・ジャックマンラッセル・クロウアン・ハサウェイアマンダ・セイフライドエディ・レッドメイン
日本公開:2013年