映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.371:「エンジェル ウォーズ」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は371本目。タイトルはザック・スナイダー監督による、2011年日本公開作品「エンジェル ウォーズ」。特典映像としては、「『エンジェル ウォーズ』短編アニメ集(修羅に堕ちた侍/塹壕にて/ドラゴンの城/遥かな惑星)」、「空想世界を彩る音楽」で計14分が収録されている。「空想世界を彩る音楽」では、監督のザック・スナイダーが「僕は映画を作る時、まず音楽を考えるんだ。だから音楽が与える作品への影響は絶大だ。劇中で女性ボーカルの曲が必要だったから、主演のエミリー・ブラウニングに歌わせてみたんだ。彼女は歌が上手く感情が豊かだから、きっと心を打つと思ったんだよ。本作で音楽を担当したタイラーとマリウスは最高だ。作品における音楽の重要性と世界観を理解している。二人との仕事は本当に充実していたよ。おかげで作品の深みが格段に増したと思う。」と言い、編曲/作曲担当のタイラー・ベイツとマリウス・デブリーズは「本作の音楽は、主人公ベイビードールの潜在意識と彼女の世界を表現している。目の前に広がる映画の世界を説明するのも、音楽の役割だからね。今回はエミリー・ブラウニングたち主演女優をスタジオに呼んで、歌の録音に参加させたんだ。出演者が実際に歌ってくれたから、作品自体も盛り上がった。この映画では、今までにない新しい手法で劇伴の幅を広げたかったんだ。監督が自由にやらせてくれたから、斬新な電子音やギターも多用できたよ。すべては映像を引き立てるためだけど、映像に負けないくらいに音楽も大暴れしていると思う。物語とアクションを音楽で伝えることは、非常にやりがいのある作業だったよ。」と語っている。

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作品としては、「ドーン・オブ・ザ・デッド」「300〈スリーハンドレッド〉」「ウォッチメン」「ジャスティス・リーグ」などのザック・スナイダーが監督/製作/脚本を手掛けた、完全オリジナル映画だ。出演は、「ポンペイ」のエミリー・ブラウニング、「ハンガー・ゲーム」のジェナ・マローン、「バッドボーイズ フォー・ライフ」のバネッサ・ハジェンズ、「ジオストーム」のアビー・コーニッシュ、「シン・シティ 復讐の女神」のジェイミー・チャンなど。義理父のせいで精神病棟に閉じ込められた少女が、厳しい現実から逃避するために想像したバーチャル世界において、自由を勝ち取るために戦うという、ザック・スナイダーならではの世界観が炸裂したファンタジーアクションだ。監督のやりたい事をすべて詰め込んだという意味では見応えはあるが、作品単体としてはバランスに欠いた、やや散漫な印象の一本だと思う。

 

 

監督:ザック・スナイダー
出演:エミリー・ブラウニング、バネッサ・ハジェンズ、ジェイミー・チャンカーラ・グギーノジェナ・マローン
日本公開:2011年