映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.373:「クルエラ」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は373本目。タイトルはクレイグ・ギレスピー監督による、2021年日本公開作品「クルエラ」。特典映像としては、「2人のエマ」「クルエラの仲間」「衣装の魅力」「こだわりの世界」「かわいい共演者たち」「『クルエラ』と『101匹わんちゃん』」「未公開シーン」「NGシーン集」で、計47分が収録されている。「2人のエマ」では、主演のエマ・ストーンが「クルエラの身のこなしも話し方も好き。考え方が人と違うから演じ甲斐があったわ。2015年にディズニーから、”クルエラ・ド・ビル”の誕生秘話の企画を聞いたの。彼女の過去は空白で、なぜああいうキャラクターになったのか、納得できる話を考えなきゃならなかった。でも面白いキャラだから、みんな興味あるでしょ。長い時間を経て、本当にこの映画が作れるなんて夢みたいだったわ。4年がかりで実現したのよ。クルエラのモデルとなったタルラー・バンクヘッドの映画をたくさん観て、彼女の動きを研究したわ。アニメーション版は彼女がモデルだから参考になった。ゴージャスで人の目なんか気にしないのが”クルエラ”なの。」と語っている。

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また「ヴィランの物語には教訓があるの。キャラクターも人生の出来事に影響を受けるのよ。重圧に潰されたり、乗り越えたりしてね。道徳的な結末になるとは限らないけど、そんな話をディズニーらしく派手に楽しく、そしてクレイジーに魅せる映画なの。脚本を読むのと演じるのでは大違いだけど、二つの役を演じ分けるのは楽しかった。”遺伝か育て方か”も本作のテーマね。でも本質的な面で言うと、やはりクルエラは悪党なのよ。」と言い、クレイグ・ギレスピー監督は「キャスティングは贅沢だったね。主役が悪役なら自由にやれる。物語の設定も主演女優二人のシーンも好きだ。エステラを変装させることで、エマ2人の出演時間を増やせたのは楽しかったね。特に悪役バロネスを演じたエマ・トンプソンは、初めての面を見せてくれたよ。名優だから当然かな。この作品で新境地を見られて嬉しかったよ。彼女の力でバロネスは主役を食うほどの存在になったんだ。」と答えている。


作品としては、「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」「ラースと、その彼女」のクレイグ・ギレスピー監督が、ディズニーアニメ「101匹わんちゃん」に登場した悪役クルエラの誕生秘話を映画化したファンタジー。出演は「女王陛下のお気に入り」「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーン、「美女と野獣」のエマ・トンプソン、「イエスタデイ」のジョエル・フライ、「リチャード・ジュエル」のポール・ウォルター・ハウザーなど。第94回アカデミー賞では、「衣装デザイン賞」を受賞している。エマ・ストーン主演のディズニー映画として、”毛皮マニア”でその為に子犬を誘拐するという設定だった、悪役クルエラがマイルドに描かれているのは仕方ないが、「ビー・ジーズ」「ドアーズ」「ザ・クラッシュ」などが鳴るサウンドトラックも最高で、非常に楽しい実写プリクエルになっていると思う。どうやら続編の制作が決定しているそうなので、こちらも楽しみである。

 

 


監督:クレイグ・ギレスピー

出演:エマ・ストーンエマ・トンプソン、ジョエル・フライ、ポール・ウォルター・ハウザー、ジョン・マックレア

日本公開:2021年