映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.379:「10人の泥棒たち」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は379本目。タイトルはチェ・ドンフン監督による、2013年日本公開作品「10人の泥棒たち」。特典映像としては、「特報」「予告編(日本語吹替版/韓国オリジナル)」「メイキング」で計10分が収録されている。「メイキング」では、チェ・ドンフン監督が「難易度の高い挑戦をする泥棒たちをリアルに見せたくて、マカオにある本物のカジノを使ったんだ。異国情緒の中で演技ができるし、僕も楽しかった。俳優が自らアクションをするのは、映画をより面白くするためだ。役者たちが頑張ってくれて、自分は本当に運のいい監督だと思ったし、仕事とは思えないほど楽しい撮影だったね。次回もこの経験を活かしたいよ。」と言い、主演のキム・ユンソクは「僕が演じた奇妙な名前の”マカオ・パク”は、存在感があり謎めいた人物なんだ。そこが彼の魅力だと思う。実際に室外機をつかんで隣の窓に飛び降りたり、電線を切って体に巻き付けたりして飛び回ったよ。今回、アクションはほとんどスタントなしだったんだ。」と語っている。

f:id:teraniht:20230526084525j:imagef:id:teraniht:20230526084529j:image

作品としては、「暗殺」のチェ・ドンフン監督が手掛け、韓国国内では1,298万人以上の動員数を記録した、大ヒットアクションサスペンス。出演は「チェイサー」のキム・ユンソク、「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョン、「新しき世界」のイ・ジョンジェ、「コインロッカーの女」のキム・ヘスなど、超豪華俳優陣が大勢キャスティングされている。韓国やマカオを舞台に、それぞれ腹に一物ある男女10人の窃盗団チームが、幻のダイヤモンド「太陽の涙」を巡って奔走するという内容で、二転三転するストーリーが楽しめる。全体にコメディ色が強いのだが、終盤にキム・ユンソクが見せるアクションシーンなどは迫力もあって、飽きさせない。ここに”恋愛要素”も絡んでくるため、いろんな要素の”ごった煮感”はあるが、スタイリッシュな韓国ケイパームービーとして楽しめる良作だと思う。

 

 

監督:チェ・ドンフン
出演:キム・ユンソク、キム・ヘスイ・ジョンジェチョン・ジヒョン、サイモン・ヤム
日本公開:2013年