映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は493本目。タイトルはイ・ヘジュン監督による、2021年日本公開作品「白頭山大噴火」。特典映像としては、「メイキング映像」「キャラクターメイキング」「オリジナル特報/オリジナル予告編/オリジナルTVスポット」「日本版予告編」で計13分が収録されている。「メイキング映像」「キャラクターメイキング」では、イ・ヘジュン&キム・ビョンソ監督が「『白頭山大噴火』は運命を描いています。我々はなぜ巨大な噴火口と共に暮らすのか?、そしてその白頭山が噴火したらどうなるのか?を描いており、人々が脱出をはかるだけの一般的なディザスター映画とは違っています。大切なものを守ろうとする人々の物語を作りたかったのです。さらに理想のキャスティングが実現したので、現場での撮影自体がまるで映画を観ているようでした。見慣れている韓国と北朝鮮は、空間を分けて描き分けをしましたし、観客に身近に感じてもらうためには江南(カンナム)駅も必要でした。潜水橋も大変でしたが、通行止めの許可を得て撮影しました。」と語っている。
出演しているイ・ビョンホンは「ジャンルは災害ものですが、人間の感情がすべて織り込まれています。いろいろな感情や状況を立体的に見せているのです。新たなディザスター映画を見せられるという期待が大きかったですね。ハ・ジョンウさんとのユーモラスなシーンもありましたが、彼は機知に富んでいて息もピッタリでした。」と言い、ハ・ジョンウは「イ・ビョンホンさんとの共演は化学反応が起こり、うまくいきました。どのテイクにも情熱的に臨むイ・ビョンホンさんを見て、刺激になりましたね。イ・ヘジュン監督とキム・ビョンソ監督が日替わりで、ディレクションしましたが優秀な監督が2人いて、より良いアイデアも生まれました。」と答えている。
作品としては、イ・ビョンホン、ハ・ジョンウ、マ・ドンソクの韓国3大スターが出演した、ディザスターパニックアクション。「22年目の記憶」のイ・ヘジュンと、「神と共に」「PMC ザ・バンカー」で撮影監督を務めたキム・ビョンソが、ダブル監督でメガホンを取った。北朝鮮と中国の国境付近に位置する火山白頭山で発生した噴火による大災害を描いており、スケールの大きな作品になっている。アクション俳優のイメージが強いマ・ドンソクが、地質学者という設定も面白いし、イ・ビョンホンとハ・ジョンウのバディムービーとしても楽しめる。韓国映画らしくアクションと人間ドラマの描き分けも巧く、ハイクオリティなディザスター映画だろう。
監督:イ・ヘジュン/キム・ビョンソ
出演:イ・ビョンホン、ハ・ジョンウ、マ・ドンソク、チョン・ヘジン、ペ・スジ
日本公開:2021年