映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.494:「デシベル」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は494本目。タイトルはファン・イノ監督による、2022年日本公開作品「デシベル」。特典映像としては、「予告編」のみ。「恋は命がけ」「その怪物」のファン・イノ監督が手掛けたパニックアクションで、周辺の騒音がある一定のデシベルを超えると、爆発までの時間が半減して爆発する特殊な時限爆弾をテロリストが設置したため、爆発処理班の妻を持つ元海軍副長が奮闘するという物語だ。主人公の元海軍副長カン・ドヨンを演じるのは「江南ブルース」「最も普通の恋愛」のキム・レウォン、他にも「THE WITCH/魔女 ―増殖―」のイ・ジョンソク、「ラブ・アゲイン 2度目のプロポーズ」のチョン・サンフン、「皇帝のために」のイ・ミンギ、K-POPボーイズグループ・ASTROのチャウヌなどが出演している。

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残念ながら日本ではほとんど話題にならなかった作品だが、しっかりとクオリティが高く見応えがある作品になっていると思う。宣伝では「必見のサウンドパニックアクション」や「ノーCGで実際に起こした爆発シーン」という内容で推していたが、実際には”国家に裏切られた潜水艦乗組員の悲哀”と”元海軍副長への復讐”の側面が色濃く、どちらかといえば重たいテーマの作品になっているのが特徴だ。主人公ドヨンが過去に下した苦渋の決断も理解ができる事と、犯人側の心情と動機も丁寧に描いているため観客がどちらにも同情できる作りになっており、結果として過去のテロリストによるパニックアクションのように、勧善懲悪で解りやすい映画にはなっていない。このあたりは賛否分かれるポイントかもしれないが、一本のエンターテインメント作品としては非常によく出来ている。監督/キャスト陣共に日本ではやや知名度は低いかもしれないが、さすがの韓国映画クオリティでスルーするには勿体ない映画だと思う。

 

 

監督:ファン・イノ
出演:キム・レウォン、イ・ジョンソク、チョン・サンフン、パク・ビョンウン、チャウヌ
日本公開:2022年