映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は495本目。タイトルはアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー監督による、2020年日本公開作品「バッドボーイズ フォー・ライフ」。特典映像としては、「未公開シーン」「NGシーン」「『バッドボーイズ フォー・ライフ』製作の舞台裏」「最高の時間:バッドボーイズの歴史」「バッドボーイズのワルたち」「華麗なるスタントと特殊効果」「イースター・エッグ紹介」「スティーヴン・A・スミスのオーディション」の計65分が収録されている。「製作の舞台裏」では、主演のウィル・スミスとマーティン・ローレンスが「脚本として、”これなら新作ができる”ってポイントになった話が2つあるんだ。1つ目はオープニングでマーカスに孫が生まれたこと。”祖父”は新しい領域だからね。そしてもうひとつはマイクが撃たれるエピソードなんだ。前の2作から絶対に失わないようにしたかったのは、”笑い”の要素だ。マイクとマーカスは熟年夫婦に少し似てるんだよ。2人の”陰と陽”の違いが笑いを生むんだ。このシリーズの登場人物には深い愛情を感じる。最高の体験だよ。」と言い、監督のアディル・エル・アルビとビラル・ファラーは「前2作で映画の世界はできてたから、更に話を膨らませたかった。あの世界を待ち望むファンの一人として、二人のその後を描いたんだ。脚本を読んで感極まったよ。まさか『バッドボーイズ』で泣けるなんてねウィル・スミスとマーティン・ローレンスが一緒だと演出はさほど必要ないから、好きに演じてもらって楽しんだよ。」と語っている。また制作総指揮のチャド・オマンは「ソニーにプッシュし始めたのは、2作目公開の数年後だったと思う。ウィル・スミスと電話した時、彼は万里の長城で『ベスト・キッド』を制作していた。2009年のことだ。そこで2人のコンビ決裂を提案されたよ。その時のセリフがほぼそのまま本編で使われているんだ。」と答えている。
作品としては、マイケル・ベイ監督による95年の第1弾「バッドボーイズ」から続く、ウィル・スミス&マーティン・ローレンス主演による、大ヒットアクション映画シリーズのなんと17年ぶり新作となる第3弾。2024年にはすでに本国では第4弾が公開されたが、こちらも大ヒットしており、主演のウィル・スミスは”見事なカムバック”と評されている。若い頃は怖いもの知らずだったマイアミ市警の敏腕刑事コンビである、マイクとマーカスのそれぞれの老いと成長を描いた作品で、カーチェイスや銃撃戦のアクションシーンはもちろんあるが、シリーズのファンならではのサプライズシーンもあって最後まで飽きさせない。またマーティン・ローレンスによるコメディシーンも本作の大きな魅力だろう。日本でも公開される4作目が本当に楽しみである。
監督:アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー
出演:ウィル・スミス、マーティン・ローレンス、ケイト・デル・カスティーリョ、ジョー・パントリアーノ
日本公開:2020年