映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.505:「パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は505本目。タイトルはパク・デミン監督による、2023年日本公開作品「パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女」。特典映像としては「予告編」のみ。「キム・ソンダル 大河を売った詐欺師たち」のパク・デミンがメガホンを取ったカーアクションだ。出演は「パラサイト 半地下の家族」でソン・ガンホ演じる父親の長女ギジョンを演じたパク・ソダム、「母なる証明」「春香秘伝 The Servant」のソン・セビョク、「新感染 ファイナル・エクスプレス」「エクストリーム・ジョブ」のキム・ウィソン、「野球少女」「ニューイヤー・ブルース」のヨム・ヘランと、「パラサイト 半地下の家族」で子供のダソン役を演じたチョン・ヒョンジュンも出演していて、主演のパク・ソダムと共演している。韓国公開時には「ウエスト・サイド・ストーリー」を抑えて初登場1位を獲得している。

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ウォルター・ヒル監督の「ザ・ドライバー」やニコラス・ウィンディング・レフン監督の「ドライヴ」など、”運び屋”という映画テーマに対して、女性ドライバーを主人公にして換骨奪胎したのが本作なのだろう。その他にも拷問されながらも主人公を守る父性キャラクターは、トニー・スコット監督「トゥルーロマンス」におけるクリストファー・ウォーケンを思い出したし、マフィアから子供守りながら戦うクールな女性キャラクターという意味では、ジョン・カサヴェテス監督の「グロリア」など過去作からの影響を感じる。派手なドライブアクションはもちろんあるが、それだけではなく、人間ドラマもしっかりと描かれており見応えのある一本になっていると思う。

 

 

監督:パク・デミン
出演:パク・ソダム、チョン・ヒョンジュン、ソン・セビョク、キム・ウィソン、ヨム・ヘラン
日本公開:2023年