映画を観て音楽を聴いて解説と感想を書くブログ

エンタメ系会社員&バンドマンの映画ブログです。劇場公開されている新作映画の採点付きレビューと、購入した映画ブルーレイの紹介を中心に綴っていきます!

映画ブルーレイ購入記 ネタバレ&考察Vol.515:「ザ・シークレット・サービス」

映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は515本目。タイトルはウォルフガング・ペーターゼン監督による、1993年日本公開作品「ザ・シークレット・サービス」。特典映像としては、「シークレット・サービスの舞台裏」「究極の自己犠牲」「メイキング・ドキュメンタリー集(視覚効果の魔術/通貨偽造犯罪の撲滅)」「未公開シーン集(5種)」で、計57分が収録されている。「シークレット・サービスの舞台裏」では、主演のクリント・イーストウッドが「主人公のフランクは大きな失敗を経験している。俺は傷のある役を演じるのが好きなんだ。問題や敵と戦うだけではなく、心の奥の闇と戦う役がね。捜査官は奇妙な感覚の持ち主だよ、好きでもない要人のために自分の命を捧げるんだから。でもそれが彼らの仕事なんだ。」と語っている。またウォルフガング・ペーターゼン監督は「”なぜ彼らは危険な任務に打ち込むのか?”と、シークレット・サービスに興味があったんだ。捜査官は周囲と同化し目立たないようにする。彼らはまるで透明人間のようだよ。この作品は捜査官の視点で製作されているから、できるだけリアルに撮ること、その点にこだわった。主人公のフランクは昔、若き捜査官としてJ・F・ケネディのリムジンの後ろに付いていたという設定で、あの日の過ちを悔やんでいる。彼らはただの護衛ではないんだ。祖国に迫る危険に立ち向かうための訓練を積み、英雄となって命を捧げる覚悟をもった人々だ。とてもアメリカ的だよ。」と答えている。

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作品としては、「U・ボート」「アウトブレイク」「エアフォース・ワン」「トロイ」などのウォルフガング・ペーターゼンが、クリント・イーストウッドを主演に迎えてメガホンを取ったサスペンス。第66回 アカデミー賞では、「助演男優賞」「脚本賞」「編集賞」にノミネートされている。共演は「コン・エアー」「マルコヴィッチの穴」のジョン・マルコビッチ、「マイティ・ソー」「ナイトクローラー」のレネ・ルッソ、「ハンバーガー・ヒル」のディラン・マクダーモットなど。暗殺者を演じたジョン・マルコビッチの怪演が特に印象的で、J・F・ケネディの暗殺を防げなかった老齢のシークレット・サービスとの戦いを描いている。実際のシークレット・サービスが初めて映画製作に全面協力したことでも話題になり、細部のリアリティも重視した作品だろう。

 

 

監督:ウォルフガング・ペーターゼン
出演:クリント・イーストウッドレネ・ルッソジョン・マルコヴィッチディラン・マクダーモット
日本公開:1993年