映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は537本目。タイトルはチャド・スタエルスキ監督による、2023年日本公開作品「ジョン・ウィック:コンセクエンス」。特典映像としては、「予告編集」「TVスポット集」「30秒キャラ篇」「2分で分かるJW」「メイキング」「キアヌ60秒振り返り」「“愛犬の日”特別映像」「チャドとキアヌ シリーズへの情熱」「殺し屋のように鍛える」「殺しの舞台」で、計32分が収録されている。「メイキング」では主演のキアヌ・リーブスが「この映画は『ジョン・ウィック』でお馴染みのものは全部出てくる。車、新たな武器、柔術など『コンセクエンス』ではこれらを新たな次元に引き上げたよ。スタントは12週間トレーニングした。特に”ヌンチャク”はやりがいがあったし、今回は”マッスルカー”を登場させたかったんだ。フロントガラスやドアを外して、180度車を反転し銃を撃ちリロードするなど、何か今までと違う事をやりたかった。『ジョン・ウィック』のアクションではいつも”更にもう少し”が求められるんだ。そしてスタッフの努力や献身が重要だったよ。1作目の後、他に何が出来るのかと悩んだけど、”ジョン”というキャラクターを大切にしてきた。このシリーズの制作は毎回特別だが、チャド・スタエルスキと組めて本当に幸せだよ。毎回”これが最後かも”と思いながら、作品世界に没頭するんだ。」と語っている。
また「チャドとキアヌ シリーズへの情熱」では、チャド・スタエルスキ監督が「シリーズ1作目は挑戦だった。脚本の段階では方向性が定まっていなかったからね。でも4作目まで来て気付いたんだ。映画もキャラクターも当初意図したものとは違うが、4作目まで作ったことで映画が独自に進化したんだよ。自分が考えたアイデアが評価されると感動するね。でも半分は運よく思いついたものだし、残りも机上で考えたわけじゃない。俳優の演技やスタント、カメラの動きなど幸せな偶然が重なって生まれたんだ。キアヌ・リーヴスほど真剣に取り組む俳優は初めてだった。だから彼との仕事は楽しいよ。最高に協力的なクリエイティブ・パートナーだ。彼が情熱を注ぐのはこのシリーズを愛してるからだよ。ジョン・ウィックというキャラにはモデルがいないから既存の伝承や神話に従う必要がない。小道具やセット、セリフなどは全て私やキアヌや脚本チームが作り上げたんだ。キアヌには崖から一緒に飛ぶくらい信頼されていないといけないが、4作目までのリスクを冒せるだけの信頼関係を築けたと思うよ。」と答えている。
作品としては、2014年の一作目から続く「ジョン・ウィック」シリーズの第4作であり、現時点の完結編。「ジョン・ウィック:パラベラム」から4年ぶりの直接的な続編なので、シリーズの見直しは必須だろう。出演は引き続きキアヌ・リーブス、イアン・マクシェーン、ローレンス・フィッシュバーン、ランス・レディックの他、「イップ・マン」シリーズのドニー・イェン、「IT/イット」シリーズのビル・スカルスガルド、「SHOGUN 将軍」の真田広之など新規キャストも参加している。上映時間は169分とシリーズ最長であり、とにかく最初から最後までひたすらアクションシーンが続いていくという異常な作品だと思う。キアヌ・リーブスも60歳を迎え、年齢的にこれ以上のアクションは厳しいと思うが、「フロム・ザ・ワールド・オブ・ジョン・ウィック:バレリーナ(原題)」など、シリーズの世界観はスピンオフ作品で拡張し続けていくようなので期待したい。
監督:チャド・スタエルスキ
出演:キアヌ・リーブス、ドニー・イェン、ビル・スカルスガルド、ローレンス・フィッシュバーン、真田広之
日本公開:2023年