映画好きが購入したブルーレイを、メモ代わりにブログに残していく記事。今回は541本目。タイトルはジョン・ファヴロー監督による、2019年日本公開作品「ライオン・キング」。特典映像としては、「メイキング・オブ『ライオン・キング』」「歌のシーンで見る映像プロセス」「ミュージック・クリップ」「ソング・セレクション」「ライオンを保護しよう!」で、計101分が収録されている。「メイキング・オブ『ライオン・キング』」では、作曲家のハンス・ジマーが「レコーディングには総勢102名のオーケストラと打楽器奏者が集まった。LAとは別に南アフリカで40人以上のコーラス隊を起用したんだ。前回のコーラス隊が小さな村だとしたら、今回は街丸ごと1つ分だよ。アニメーション版の時、物語の幕開けを”アフリカの声”で告げたいと考えたんだ。当初は短い曲のあとセリフが入る予定だった。でも、それを削って曲だけでアフリカの雰囲気を表現した。監督の前で初めて曲を披露した時、ひそひそ声が聞こえてきたからクビになるかと思って、”指示通り作り直すよ”と慌てて言ったんだ。すると2人は”冒頭はこれでいこう”と言ってくれた。曲を締めくくるのはドラムだが、今だから言えるがあれは苦肉の策だったんだ。アレンジが決まってなかったんだよ。だから曲を終わらせるため唐突にドラムを叩いたんだが、それが『サークル・オブ・ライフ』という曲を象徴するものになったんだ。」と語っている。
前作でも音楽を手掛けたアーティストのエルトン・ジョンは、「本作はアニメーション版の曲が使われている。『ハクナ・マタタ/サークル・オブ・ライフ/愛を感じて/王様になるのが待ちきれない』などね。そしてエンディングを飾るのは新曲『ネバー・トゥー・レイト』だ。新曲を提供できてうれしいよ。ティム・ライスと僕のライフワークだ。人に喜びを与える作品に関われて光栄だね。”今からでも遅くない”とシンバは気付いて、小さなきっかけで自分を見つめ直すんだ。そして家族や自分、動物たちのために正しいことをしようと決断する。”人は変われる”というメッセージが込められているんだ。」と言い、ジョン・ファヴロー監督は「シンバを演じたドナルド・グローヴァーは才能あるシンガーで、アドリブも上手い。コメディアンとしても活躍してるから、役の解釈で僕と共通する点が多かった。彼なら役に魅力と命を吹き込めると思ったんだ。ナラ役を思案したが、特に歌唱の部分でビヨンセ以外考えられないと思った。作品のメッセージが力強く、奥深いテーマがあるからアニメーション版は長い間支持されてきたんだよ。」と答えている。
作品としては、1994年に公開されたディズニーの長編アニメーション映画作品「ライオン・キング」のフルCG化作品で、ディズニー公式では「超実写版」と名付けて公開された、シリーズ生誕25周年記念作品。監督は「アイアンマン」シリーズ、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」、「ジャングル・ブック」などのジョン・ファヴロー。音楽はオリジナルのアニメ版で使用されたエルトン・ジョンと作詞家ティム・ライスが手掛けており、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ制作作品では歴代1位となる大ヒット作品となった。2024年には続編であり前日譚の「ライオン・キング:ムファサ」が公開になっている。
監督:ジョン・ファヴロー
声の出演:ドナルド・グローヴァー、ビヨンセ、セス・ローゲン、キウェテル・イジョフォー、アルフレ・ウッダード
日本公開:2019年