映画好きが購入したブルーレイの映画情報をブログに残していく記事で、今回は580本目。タイトルはドリュー・ゴダード監督による、2018年製作「ホテル・エルロワイヤル」で日本劇場未公開作品だ。特典映像は「メイキング」「オリジナル劇場予告編」で、計33分が収録されている。「メイキング」ではドリュー・ゴダード監督が「本作には情熱が詰まっているんだ。フィルム・ノワールや犯罪小説への愛、スターが共演する群像劇映画への愛などがね。理想的なキャストを集めるには役者が惹かれる脚本を書く必要がある。ジェフ・ブリッジスのようなベテラン俳優が、今まで演じた事のない役柄を考えるのは大変だったよ。また、ホテルのデザインを考えるのは楽しかった。ホテルが2州をまたぐ案は最初から決めてたんだ。それぞれの州の特徴を前もって調べた上で、デザインに反映させたよ。監督として、どう見せたいかを明確にイメージした上で、意思決定する必要があった。」と言い、「本作の音楽は8人目の登場人物だと思っている。僕は音楽を先に決めてから脚本を書くんだ。作品の雰囲気をつかむためにね。本作に登場するジュークボックスは古代ギリシャ劇の合唱隊のようなものだ。頭によぎった60年代の曲を元に、物語やシーンを作り上げたんだよ。撮影が終わってしまって寂しいよ。現場で豪華な出演者たちをながめながら、理解不能なほど自分はとんでもなくラッキーだと思ったね。」と語っている。
ジェフ・ブリッジスは「本作のような脚本はそうないから、読んだ途端に興奮したよ。新しいタイプの作品だし、ぜひ観てみたいとね。脚本を書いたドリュー・ゴダードが監督もやると知って、ますます楽しみになった。舞台のホテルは廃れていて、カリフォルニアとネバダの2州を跨いでいる。近くにタホ湖があり、ロビーの真ん中には赤くて太い境界線があるんだ。この映画でかかるのはまさに僕の時代の音楽ばかりだ。60年代のモータウンは最高だよ。しかもシンシア・エリヴォが歌ってくれるなんて、この上なく贅沢だった。シンシアの歌声は実に美しくて、別世界へ誘われていく感じなんだ。僕が好きなタイプの監督は自由で楽しい現場を作ってくれる人だが、ドリュー・ゴダードの現場は皆が協力し合い、優しさに溢れていたよ。」と答えている。


作品としては、2011年にホラー映画「キャビン」で監督デビューしたドリュー・ゴダードの監督2作目。出演は「トゥルー・グリット」のジェフ・ブリッジス、「ウィキッド ふたりの魔女」のシンシア・エリヴォ、「マダム・ウェブ」のダコタ・ジョンソン、「トップガン マーヴェリック」のジョン・ハム、「ラッシュ/プライドと友情」のクリス・ヘムズワースなど。日本劇場未公開作品でありながら、かなりツイストが効いた脚本と豪華なキャスト、「ウィキッド ふたりの魔女」でも披露されたシンシア・エリヴォの歌唱シーンなど、見所の多い作品だと思う。特にサスペンスやミステリー作品が好きな方なら、スルーするには勿体ないエンタメ作品だろう。
監督:ドリュー・ゴダード
出演:ジェフ・ブリッジス、シンシア・エリヴォ、ダコタ・ジョンソン、ジョン・ハム、クリス・ヘムズワース
日本公開:2018年(製作)